さやのさんのレビュー一覧
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発売予告がされた時点から楽しみにしていた本作、私の知っていた事前情報は「ヤビツ藍ちゃん(本作ヒロイン)がショートヘアーでぐうかわ」と「腹黒性悪で口がめっちゃ悪い、でも最後にはベタベタ依存するらしい」というものでした。
本作は、ヤビツ藍ちゃんという女の子との「すこし変わった」出会いからはじまります。
私たち聴き手は、作中に登場する藍ちゃんとお話しする男の子の立場になります。物語は、藍ちゃんの一人称視点?で進みます。
まず序盤。藍ちゃんの可愛くて甘い猫なで声と、低く吐き捨てるような罵詈雑言とのギャップがすごいすごい。罵詈雑言といっても、そんな激しいものではないですが。本作の個人的見所その1です。
次に中盤。藍ちゃんが徐々に男の子(私たち)に興味を持ち始めたのか、相変わらず口は悪いものの語気が柔らかくなり、少しずつ仲良くなっている関係性の変化が伝わってきます。そのあたりも、CV藤村莉央先生の高い演技力によって表現されていて、個人的見所その2です。
そして終盤。二人の距離感を一変させる「あること」が起きます。ネタバレになるので詳しく書けませんが、加速度的に物語の疾走感が増していき、最後まで聞き終わった直後に「ちょ、まって!すごい!もう一回最初から聞く!」となります。個人的見所その3です。
脚本を担当された雲井砂先生の、一つ一つの言葉に込められた想いが伝わってくる「言葉」の連続……。可愛くて、強気で、不器用な女の子との濃密な60分間。是非、試聴版で気になったら手に取ってみてほしいです。
レビュアーが選んだジャンル
2018年05月02日
声優の朝原弘菜さんをはじめてこの作品で知りましたが、とても可愛くて綺麗な声で、好きになりました。
物語の4トラックが起承転結になっていて、これからどうなるのかなと、とてもドキドキしながら最後まで楽しむことができました。
とても心に残るお話だったので、是非みなさんにもその目で(耳で?)物語の結末を楽しんでほしいです!