黒淡雪さんのレビュー一覧

まだ僅かですが、成人向けのささやき庵シリーズを視聴していた為、
こちらの作品も購入して聴いてみる事にしました。

それでこの作品は、内容の全てが一つのトラックに纏められていますね。
そしてトラックの大半が優しい囁きで構成されています。
冒頭約一分半ほどは普通に話していますが、この時のロリ声が極めて愛らしく、
これはこれで聴いた瞬間に一気にお気に入りになりました。
話の途中で、お客さんの耳の形が可愛いらしい、優しく歯を立てて齧ってみたいと言われ、
ついつい耳の甘噛みを期待してしまいましたが、残念ながらそういうサービスは行っていないようです。
この辺は少し、成人向けのささやき庵シリーズを聴いていたが故か、儚い夢を見た気分でした……。

終盤当り、約二十五分ぐらいからは寝息が収録されています。
個人的にはここはトラック分けしてもらって、個別にループして聴きたかったですね。

基本的には全ての音声作品に言える事ではありますが、この作品は特にイヤホン・ヘッドホン必須ですね。

雨音が物凄くリアルであり、加えてパターンが一つではありません。
メインである声優さんの声や台詞との相性も良く、互いの良い所を
打ち消し合う事がなくて、見事に調和が取れていました。
正しく『環境音』として最高品質の仕事をしていたと言えるでしょう。

そしてシナリオについてですが、こちらはおおむね搦め手の少ない王道的な内容でした。
設定に極端な奇抜さ等がなく、鑑賞された方は大体次の展開が読めるかと思います。
一見、こう書くと些か否定的な意見のように受け取られるかも知れませんが、
実際は『ハッタリに依存せず、物語を築く上で必要な要素を
一つ一つ丁寧に組み上げた名作』と言うのが私の評価です。
また、作中の全ての設定がベタに作られているという訳でもありません。
これはややネタバレになってしまいますが、作中にはスマフォが登場しますね。
具体的には女の子がより主人公に心を開く切っ掛けになるアイテムとして登場しますが、
この辺のやり取りは本当に和む一方で、「えっ!?　スマフォあるのっ!?」と戸惑いも抱きましたので、
評価・感想に付いては意見が分かれるかも知れません。
なお、自分はこのアイテムの登場で、主人公の正体や作中の世界観に興味が湧いてきました。

最後に、この作品で声優さんを務めていらっしゃる柚木桃香さんについてですが、
この方の演技は本当に素晴らしかったです。
自信なさげに話し掛ける台詞等は勿論のこと、すすり泣くような声で
主人公に本音を打ち明けるシーンなど、とにかく聴いてて胸が震えます。
正に『迫真』と形容すべき名演でした。もう、涙腺の弱い方は注意が必要ですね。

凝ったストーリーとかはなく、ただ単純に出会った女の子にぎゅっとされて、
優しく甘えさせてもらえるといった感じの作品です。
浅木式さんの声は少女の雰囲気を上手く表現されていますので、演技の面では文句の付け所がありません。
同梱として雨音verの差分がありますが、こちらも癒し成分の高い環境音となっています。

一つ気になった点として、心音のペースが些か早いと感じました。
せっかくの『癒し』を売りにしている作品ですので、ここはもう少しゆっくりでも良かったかと。

短めの尺ながらもちゃんと台本が付いていますし、
心音+吐息のループトラックもあり、お値段から見て中々良質な商品でした。

何となくまんがタイムきらら系列に載っていそうな雰囲気のタイトルとイラストですね。
クレジットを見てメインのキャラに杏花さんが声を当てられていた為、購入しました。
『ようじょいます』という看板を出したという設定から危ない展開を想像しがちですが、
どうやらこの作品の世界観では皆『YESロリータ　NOタッチ』の精神を持っているみたいです。
全年齢向けですので当然エロシーンなどはありませんし、
品のないお色気シーンもありません。
あるのはとても微笑ましくて可愛い幼女たちの入浴シーンです。

安くて気軽にプレイ出来て可愛い幼女が出るADVゲームをやりたい――。
そんな方にはこのゲームはピッタリだと思います。
お値段破格の100円台ながら、中身は500円くらいの価値がありました。
グラフィックも声優さんの演技も良好ですし、オプションも基本を押さえていて充実しています。
ボリュームこそ短めではありますけれども、100円を思えば充分過ぎるくらいです。
また、公式サイトを覗く限り続編を出す予定も決まっているみたいなので、
さしづめ今回は導入編といった所でしょうか。
イベント回想などはありませんので、なるべくこまめにセーブを取っておく事をおススメします。
あと、タイトル画面よりアップデートを行っていないと、
最後の場面でエラーが表示(警告が出るだけですが)されます。
なので最初にアプデを行う事も推奨ですね。

作品の紹介ページ等にて一部表記が「きみの小女性に賭ける」とありますが、
作中では「きみの少女性に賭ける」となっていました。これは多分誤字ですね。
念の為に他の可能性も考慮しつつゲームを始めてみましたが、やはり誤字のようです。

この作品はボリュームこそかなり薄めでしたが、一方で奇妙な癒しと奥深さを秘めていました。
不安や狂気を孕みつつも不思議と心が安らぐ世界観を持ち、
プレイした者に様々な想像の余地を与えてくれます。
成人向けの作品ながら、この辺の感想は伝説の奇ゲー『さよならを教えて』に通じますね。

初プレイ時はクリアまでに三分ほどでした。
エンディングはプレイして調べた限り二種類ありましたが、
どちらも『こうなった』と明確に答えが出ている結果ではありません。
ですが、『こうなっただろうな――』と憶測出来る内容ではありますので、
完全に読み手の想像力任せと言う訳でもありませんでした。
故夢野久作先生の『ドグラ・マグラ』よりかはずっと理解し易いです。

全体的に素敵な雰囲気と世界観を持つこの作品――。
ボリュームにこそ難はありますが、それでもコスパは極めて良好ですので、
興味を持ちましたら是非、一度購入してプレイされてみる事をおススメします。

『雨音』と『心音』のワードに惹かれて商品ページを開き、イラストと紹介分に惹かれて購入しました。
それでもう、とにかくシズが可愛いです。「守ってあげたい」どころか「護らねば!」と思う程に愛おしい女の子ですよ。
基本的に口調はおどおどしていて、話す言葉も謝罪やネガティブなものが多く、この辺は『自分に自信がない』の紹介に沿っています。
けれどもそれは、主人公の事を深く信頼して慕っている為、
「自分が迷惑を掛けていないか」とか、「嫌われていないか」とかを逐一心配しているからですね。
特に物語の冒頭では、雨と雷の音が怖くて連絡もなしに
主人公の家に押し掛けましたので、かなり不安に駆られている感じです。
ですが、トラック3にてそうした不安が払拭されて、徐々に口調が明るくなって行きます。
安心して不要な遠慮もなくなったのか、段々と主人公との距離も縮まって行き、
トラック5ではもう“甘々”になるくらい身も心も密着していますので、聴いてる側もニヤニヤが止まらなくなってしまいます。
耳元で囁きが入った瞬間は軽く昇天しました。最後に心音+寝息のみのトラックがあるのも良いですね。

BGMの如く殆どのシーンで流れている雨音も良いですが、雷の音もかなりリアルです。
最初に耳にするのはトラック1からですが、初聴だと確実に驚くことかと――。

今すぐその辺の壁を殴りたくなるほど甘々で、でも、やっぱり
そんな気も起らなくなってしまうほど心地良い癒しに満ちたこの作品。
これは確実におススメです。聴けば即シズを抱き締めたくなってしまいますよ。

もしも手軽に読めて、かつ手堅い当たりの百合漫画を購入したいと思うのなら、これは本当におススメです。
短編集ですから一つ一つのお話が短めですし、それでいてトータルのボリュームは中々多め。
漫画が描かれている分だけでも凡そ80ページはありますので、お値段からすれば決して高い買い物ではないでしょう。
収録されている各話の内容はどれも面白く、何より女の子たちがべらぼうに可愛いので最高です。
お話によってはちょっぴり甘酸っぱい空気が混ざっていたりもしますが、
陰鬱な暗さや、重たい話とかはありません。なのでそう言うのが苦手な方でも大丈夫ですね。
自分は『相愛トライアングル』・『ベイビードール』・『少女レター』の三本がお気に入りでした。
基本的に明るめの百合が好きな方には、是非ともおススメしたい作品の一つです。

この短編集はお財布の中の野口英世を二枚差し出しても惜しくないくらいの逸品でした。
とにかく女の子が可愛い。全員デザインが半端なく可愛い上に、外見に似合ったピュアな心を持っています。
加えて心情描写が繊細で、不安や恥じらい、傷心を誤魔化す仕種の一つ一つに魅力が有りました。
最近はノリが軽くて、ただ女の子同士がイチャイチャきゃっきゃするだけの百合も多いですが、
この作品にはそれらにはない、どこかジュブナイル小説じみた味わいが含まれており、
読む人の心を惹き込む魅力が備わっています。
全体的にどのカップリングも素晴らしかったですが、特に最後の二人は最高でした。
この作品は間違いなくお勧めします。

ト○コロ、アキ○ランド・ゴシック、ひ○なex.、う○バン!、う○のざしきわらしが、JO○&JOY――等々、
今ではもう完結してしまっている(または連載が終了している)作品群のイラストや漫画が読めるのは、
古参のきららーとしては嬉しい限りです。
前作よりはボリュームが落ちてはいますが、その分お値段もワンコイン分安くなっていますので、
『きららシリーズ』が好きな方ならば購入を検討する価値はあります。
なお、この本は2013年末頃(c85)に発行されているようなので、
なるべくその年代に近い頃のきららを読んでいた方におススメですね。

返品されてばかりの巨大うさぎっつってもアレだよ。実際に見れば三倍可愛いうさぎに決まってるよ。
値段も300円台だし、とりま買って読んでみたら絶対に納得するよ。三倍可愛いうさぎが待ってるよ。

……と思って購読してみたら予想より三倍デケェうさぎが『うさーん』してました。
柴犬ミックスよりデケェです。飼い主が抱き上げるとお尻が下腹部下辺りまで来ます。
あと普通に可愛い。
人型(擬人化)も可愛いけれど獣型の方が好みですね。めっちゃもふもふしたい。
そりゃあもうもふもふしたくなります。このうさぎ半端なく可愛いんですけど。
むしろラストのオマケ漫画見てたら向こうからもふもふしてくれそうなんですけど。
半端なくされたいんですけどもふもふ～!!

――と言う訳でこの商品はオススメです。