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「Witch Fragment」 へのレビュー
2024年05月17日 aoineko さん
このレビューは参考になった x 0人
インディーズゲーム(一昔前なら"フリゲ"と言われるようなゲーム)でなければ経験できないような、試行錯誤や達成感、感動などなどを得られうる良作だと思います。 フリゲ好きの方にとってはおそらく有名な『キャンディリミット』の作者の作品で、また同一世界観の中での物語です。 ゲーム開始当初のプレイヤーは、ファミコン時代の多くのゲームのように、最初はまったく訳が分からない様々なパラメータや物語要素(純粋に戦闘システムに関わるものもストーリーに関わるものも)の海に投げ出されることになりますが、それらの中で試行錯誤(あるいはしばしば適当な選択)をしていく中で、少しずつ各パラメータや物語要素などの意味を見つけ出し、プレイングを最適化していくこと、加えて物語や世界観について知っていくこと、そうした「プレイヤーが手探りで少しずつ見つけていく楽しみ」に関する設計が、本当に絶妙だと思います。(またこれは、偶然そうなっているのではなく、おそらくかなりの程度意識的に設計しているように見えます……前記『キャンディリミット』をプレイしたことがある方は、その中の「戦闘パート」を思い出してもらえるとよいかもです。) 物語に関しても、何か"残る"感覚があるような本当に素敵なものでした。 『キャンディリミット』とも共通している「願いを核として生まれる存在」を中心とする物語というのがとにかくエモすぎでしたし、そういった物語要素を本当に上手く扱えるような人が物語を作っているような、そういう感想を持ちうる作品でした。 最初は"難しすぎる"と感じる人もいるかもしれませんが、難しめのローグライクに挑む感覚で、「前回のプレイより進めた」「パラメータの意味が一つ分かった」「次はこう工夫してみよう」といったことを楽しむつもりで、失敗するのが当然と思ってプレイするのが、遊ぶコツかとも思います。それが楽しいゲームだと思うので。 おすすめです。
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