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2022年始め、メインストーリーの余りの出来の良さにSNSで話題になったブルーアーカイブ。
配信開始1周年を控える中我々の前に姿を現したのは、ブルアカをプレイした事のあるDLsiteユーザーなら誰もが妄想し、いやしかしそんなものは実現しないだろうと半ば諦めかけていたであろう““夢””そのものであった。
そう、我らがS.C.H.A.L.E、そしてアビドス高校が誇る随一の癒し系生徒……十六夜ノノミのASMR作品である。
個人的にはこういった公式が作るASMR作品と言えばほどほどのボリュームのミニ音声作品のイメージが強いのだが、そこは我々オタクの需要を分かりきっているyostar。まさかの8トラック1時間半というノノミの扱うガトリングの装弾数が如き特大ボリュームである!
それでいてお値段もおおよそ平均的なものであり、サービス精神がﾃﾞｯｯｯｯカグラマトンと言わざるを得ない。
さて内容だが、驚いたのは何より囁き声である。以前ブルアカではノノミのASMRをCMにした事があり、そこで既に片鱗を見せていたのだが、囁き声だけで気持ちがいい。くすぐるような吐息混じりの囁きは、まるですぐそこに彼女が存在するような実感を伴いつつこちらの耳に心地よい刺激を届けてくれる。ASMRにおける気持ちのいい演技とキャラとしての演技をここまで高いクオリティで両立した声優の三浦千幸さんの手腕に純粋な敬意を表したい。
効果音に関してだが、梵天の表現が特に秀逸だった。音のクオリティがとても良い!というわけでは無いのだが、梵天を耳に入れた時に声がこもる感じの聞こえ方は臨場感と没入感をより高めてくれる。
総じて期待していた以上の癒しを与えてくれる、純粋なASMR作品として見ても文句無しの良作である。未プレイの方もこの作品をきっかけにゲームの方でもノノミに癒されて欲しいところである。
君も、史上最強の透明な世界観へフュージョンせよ!