7日間、おやすみ前にひとりじめ 世話好きでウブな専業主夫・尊道編

互いの利害が一致したことから、始まった結婚生活。
仕事に打ち込むあなたを、彼は完璧にサポートしてくれて…。

「シーツも新しくしたんだ。肌ざわりを重視して選んでみたんだが、どうかな?」

料理も掃除も、酔ったあなたの介抱も得意な彼。
だけど恋は、あなたが初めてで──。

※バイノーラルマイク「NEUMANN KU100」で収録を行っています。ヘッドホンやイヤホンのご使用をお勧めいたします。

[月曜日]3分34秒

お風呂上り、髪を丁寧に乾かしてくれる彼──
「…うん、これでよし」
「こうしてしっかり乾かしておかないと、明日の朝、時間がかかってしまうからな」
「…いや、私はどちらでも構わない。夜に君の髪を乾かすのも、朝に時間をかけてブローするのも好きだ。どちらにせよ私がやるのだから、楽な方を選んでくれていい」

[火曜日]4分6秒

忙しいあなたのために工夫を凝らしてくれて──
「君が少しでもリフレッシュできたらと思って用意したんだ。アロマには癒しの効果が期待できると言うし」
「それから──ごほん…、ハグをするのも、ストレス解消にはいいそうだ」
「一説によると、ハグをすることでオキシトシンが──通称『幸せホルモン』と呼ばれるものが分泌され…」

[水曜日]3分46秒

彼の提案に隠された理由とは──
「…さっきの続きだが。このロボット掃除機を購入しようかと考えているんだ」
「家事の時間を短くすれば、その分、ふたりで過ごす時間を増やすことができるだろう?　だから、時短に興味があるんだ」
「最近は、こうして君と静かに過ごす時間も悪くないと──…、いや、とても楽しいと思っている。……いけないか?」

[木曜日]6分1秒

疲れ切って帰ったあなたを介抱してくれて──
「危ない、転ぶところだったぞ。…まぁ、私がいる限りそんなことはさせないが。さぁ、座って──」
「…よし。こんな時間まで仕事して、君はえらいな。うん、本当にえらい。…だから、もう少しだけ起きていなさい」
「……だめか。だめだな…。わかった、全て私に任せてくれ。まず、ネックレスを外そう。もう少し、頭を上げてもらえる
か?」

[金曜日]5分33秒

酔っ払ったあなたに、少し戸惑いながら──
「さ、まずは横になって。私の膝に頭を乗せるんだ」
「よし、いい子だ。…ん?　こ、こら。そのまま寝るんじゃない。寝る前に、しっかり歯磨きをしなくては。手伝ってあげるから、口を開けなさい」
「ふっ…。人の歯を磨くのは初めてだが、なかなか面白い。これはクセになりそうだ…」

[土曜日]5分5秒

珍しく風邪を引いた彼のお願いとは──
「いいな…。君の手、冷たくて気持ちがいい…」
「…ああ、嬉しい。自分でも驚くべきことに──。こういう時なら、君に素直に甘えられる…と思ったんだ。こんなことを言うのは、なんだか恥ずかしいんだが…」
「…可愛い?　私が…?　そんな評価をされたのは初めてだが…悪くない気分だ」

[日曜日]7分21秒

結婚後、初めての告白──
「…私たちは、お互いのニーズが合うから結婚した──というのが、一番の理由だったはずだ。君とは価値観が合うし、人間としての好意ももちろん抱いていた」
「けれど──不思議だ。毎日を過ごすうちに、どんどん心惹かれていく…。今は君のことがなによりも大事で、かけがえのない相手だと思っている。……愛しているんだ」

CV:大川隼汰(@O_kawa_Hayata)
イラスト:ここかなた(@cocokana_ovo)
シナリオ:百舌秋吾
企画/制作:kiranah(@kiranah_info)

月曜から日曜まで1トラックずつ、おやすみ前の時間を描いたボイスドラマシリーズです。
日を重ねるごとにより関係が深まっていく様子をお楽しみいただけます。
バイノーラルマイク「NEUMANN KU100」で収録を行っていますので、ヘッドホンやイヤホンのご使用をお勧めいたします。

「kiranah(キラナ)」とは、サンスクリット語で「光の道筋」を意味します。
いつか輝きを放ち、光の道筋を作っていく若手声優たちと、彼らの魅力を引き出す作品をお届けしていきます。