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投稿数ランキング:
645位
(総レビュー数:17件)
蝉の声、穏やかな波音、涼しさを感じさせる風鈴の音色、
そんな自然に囲まれた夏という季節の中での「たたみさん」との出会いは
昔過ごした田舎の風景を思い出すようでした。
人懐っこくお世話焼き、そしてどこか不思議な雰囲気を纏ったたたみさんが
とにかく可愛いというのが今作の大きな魅力です。
「ますです」といった絶妙な語尾、舌足らずな横文字、時折出る方言、一人称など。
何気ない会話や一挙手一投足まで可愛さに溢れていて「いいなぁ……」としみじみ。
「み!」←とってもめんこい!
そんなたたみさんを演じられた藍沢夏癒さんのお声と演技は優しく柔らかな感じで
耳にすっと入ってくるのでずっと聴いていられる心地よさがありました。
タイトルである「たたみさんのおひざ」の上での耳かきパートでは気持ちよくウトウト。
優しい囁きや吐息を感じながらの丁寧な耳かき、そして耳ふーにはリラックスできました。
オイルを使った耳マッサージのトラックでも気持ちよく癒やされ、
「たたみさんのおひざ」の上でずっと過ごしていたいと思えました。
今作のお気に入りはトラック7の添い寝パートです。
特徴的なうさ耳の外見の通り、うさぎのような寂しがり屋な一面もあるたたみさん。
添い寝に至るまでのいじらしい様子には全トラック中で一番グッときました。
「それでは、お休みなさいませ」という言い方の変化は聴きどころです。
その後の表情がぱっと晴れるたたみさんもとても可愛い……!
また今作ではたたみさんがずっと近くで喋っているのではなく、
離れた距離から微かに声が聴こえるといったシーンもあり、
彼女も夏の風景の一つとして溶け込むような表現は素敵でした。
自然に囲まれた中でたたみさんの優しい声とおもてなしに身を委ね、
疲れ気味な心が癒やされたノスタルジックな作品でした。
ヒロインが告白を断られるといった斬新な導入から始まる「負けヒロインの◯◯ちゃんシリーズ」ですが、
今作の白ギャルちゃんでは返事をもらった後に動揺を隠しきれない空元気な調子から震え声になり、
尻すぼみに声が小さくなって涙声になる流れが完璧で素晴らしく
(特に明るい性格の)ヒロインが悲しむ様子を見たいという「曇らせ欲」が満たされて最高でした……
が!勿論それだけではなく、男性トラブルに悩まされていることで彼氏のフリを頼まれ、
それを承諾するところから白ギャルちゃんが猛アタックを仕掛ける青春パートが始まります。
ネットカフェで大はしゃぎする白ギャルちゃんの様子には微笑ましくなりますが、
主人公の「好きな人」の話題が出たり、その人との性格の違いを感じたときに
トーンが下がる落差には思わずニッコリ。
そんな白ギャルちゃんですが、告白後のときと同様に気持ちの切り替えが早いところも魅力の一つです。
お疲れの主人公を見かねての耳かきと耳マッサージはどちらも20分超えの長尺トラックで
直ぐ側に吐息を感じながら優しく語りかけてくれるので気持ちよくリラックスできました。
その後タコパや花火でのデートを経て、最後に白ギャルちゃんから再び告白されることに。
ここでシナリオが分岐するのが今作の大きな特徴であり、成功と失敗どちらの展開も
聴き終えた後の視聴感がすっきりとしていてそれぞれの良さが楽しめました。
白ギャルちゃんが仮初めの関係に抱えていたジレンマ、いいですね……
デートでの明るいはしゃぎっぷり、時折りお姉さんぶるところ、
甘々な可愛がり、酔ったときのギャップ、そして曇る表情などなど。
斬新な導入から最後の分岐シナリオまで白ギャルちゃんの魅力がたっぷり詰まった作品でした。
また、本気度が4段階変化する目覚ましボイスや
あまあまな後日譚トラックといった特典ボイスも必聴です!
レビュアーが選んだジャンル
見た目地雷系幼馴染こと雛見沢ヒナミちゃんが音声作品に登場。
お家デートということで二人きりのほのぼのとした
シチュエーションから始まる作品となっております。
隣り合って座り昔話などを交えながらの宅飲みやトランプで遊ぶシーンでは
何気ない会話に二人の日常や関係性がよく感じられてイチャイチャな雰囲気にほっこり。
終電時間前のやり取りやお泊りの準備についての一幕がお気に入りで、
積極的なヒナミの行動にドキッとするシーンもあり可愛さを堪能できました。
その後のお風呂上がりのやり取りで甘えてきたり、
一緒の布団に入るシチュエーションではドキドキな距離感が深まっていきます。
そして「ヤンデレ」のジャンルタグが付いているということはもちろん……
終盤でのヒナミの感情の落差も聴きどころになっております。(怖くないよ!)
今作は負けず嫌いな性格を見せたりすっぴんを恥ずかしがるところ、
照れたり時には不安定になってしまうことも含めてたくさんのギャップを持つ
ヒナミの様々な表情や意外な一面を新たに知り、余す所なく楽しめた作品でした。
また原作イラストにも登場した秘密基地や会社のエピソードに触れられていただけでなく、
個人的に特に知りたい、もっと見てみたいと思っていたヒナミの恋愛感情や
今作のテーマである家でのデートシーンの描写が沢山盛り込まれていてとても満足です。
レビュアーが選んだジャンル
今作はティセの故郷であるエルフィンの森にできた宿に行くことになり
自然を感じながら丁寧なおもてなしを堪能できる作品となっております。
宿への道中では泉でゆっくり休憩。
水の音や鳥達の鳴き声に囲まれながらの森林浴は
木々の香りや陽の光まで感じられるようでリラックス効果が抜群。
ティセが優しく語りかけてくれるのも相まってたっぷり癒やされます。
中でも冥王の頼みに応えて「にゃ~ん」と猫のように甘えてくれる
ティセの可愛さといったらもうたまりません。
色々な指示を出して様々な「にゃ~ん」を引き出してくれた冥王もグッジョブです!
その後のトラック3では陽の当たる場所でエルフィンに受け継がれてきた
「木漏れ日の手技」でのおもてなし。
草の香りに包まれながら特製のオイルで気持ちよくマッサージをしてくれます。
ティセの丁寧で柔らかな聴き心地の良い声で
日頃の疲れを労ってくれながらのマッサージはまさに極楽。
身を任せてこのままぐっすり眠れるような気持ちの良い体験でした。
宿に着いたら早速温泉へ。
心地よい泡の音に癒やされながら背中を流してもらったら一緒に入浴です。
この温泉パートは今作一と言っていいほどイチャイチャっぷりが凄まじかったです!
湯上り後は浴衣のティセから耳かきのおもてなし。
耳のマッサージ、耳かき、耳ふーと抜かりないフルコースになっており
囁きと吐息が多めで近くにティセが感じられるような臨場感も最高でした。
今作のポイントは自然の空気感とティセの丁寧なおもてなしです。
エルフィンの森という自然の音を感じながらリラックスできる環境で
聴いていてうっとりするようなティセの声に癒されながら
おもてなしを受ける体験はまさに格別でした。
今回は通しで聞いてたっぷり癒やされましたが、
うとうと眠くなるお昼どきに森林浴やマッサージのシチュエーションを聴いて
添い寝パートで気持ちよく入眠するといった楽しみ方もあると思います。
癒やされたい人はぜひ!
現実と配信サイト、2つの世界で繰り広げられる軽快なやり取りが魅力的な作品でした。
メインヒロインのミコは表情豊かでリアクションのひとつひとつが面白く、
テンポの良い元気いっぱいなトークとフリーダムな様子が聴いていて楽しめました。
中でも叫び声が可愛らしく「のじゃ口調」と相まってとても好きなキャラクターでした。
そんなミコである深琴と主人公とは幼馴染という気心の知れた間柄ですが、
コントのように鈍感を発揮し、ミコの配信者バレが回避されていく様がとてもコミカル。
そんな二人がこれからどう発展していくのかが今シリーズの見どころでしょうか。
サブヒロインのアイリスはお嬢様口調でSっ気のある存在感に溢れたキャラクターであり、
生真面目な生徒会長である咲乃とのギャップも印象的でした。
訓練されたファンたちとのやりとりも面白く、人気配信者というのも頷けるほどの手懐けぶりはお見事。
ミコのことを隠し通せるのか、終盤の咲乃の申し出、幼少期の約束、
そして二人の関係はこれからどうなっていくのか。
今回はシリーズ作品の一作目ということで今後の展開が楽しみです。
タイトルにある通り「ポジティブメイド」ということで明るく元気いっぱい、
たくさん褒めてくれて優しく甘やかしてくれる献身的なメイナにたっぷり癒やされる内容の作品です。
一日の始まりである朝のトラックで幕が上がり、メイナが優しく囁いて起こしてくれます。
ごしゅじんが大好きで犬のように人懐っこく、
好意を隠さずに真っ直ぐな気持ちをぶつけてくるメイナが本当に可愛いいです。
それでいてごしゅじんからの褒め言葉や不意打ちには弱く、たじたじになったり照れてるのも最高……!
家事のひとつひとつや身の回りのお世話を完璧にこなし、
雨に濡れた髪を労りながら丁寧に拭いてくれたり、
優しく囁きながら耳かきと一緒になでなでしてくれるといった
シチュエーションは暖炉や水音などの気持ちいい音も相まって至極の体験でした。
その中でたくさん褒めてくれるので無限の自己肯定感に満たされて感無量です。
日曜大工が趣味ということで作中にもメイナ渾身のDIY作品が
2つほど登場するのでこちらもぜひ本作を聴いてお確かめください。
(趣味の域を超えてます…!)
優しく起こされたい!耳かきで癒やされたい!たくさん褒めてもらいたい!
そんな方へ特におすすめの作品です。
こんな人生がいい!
日本全国の幼馴染と久しぶりに再開する「ノスタルジャーニー・キス」シリーズの第3段、
今作は刀鍛冶見習いで年上のお姉さんである黒鉄紗雪編となります。
Maanu先生のイラストからはキリッとした面立ちでクールな印象を受け、
取材で訪れた主人公に工房での作業や刀について説明する仕事モードの紗雪のイメージとぴったりでした。
刀鍛冶には厳格でお硬いイメージが有りましたが、
工房と自然の心地よい音を感じながら落ち着いた口調での説明は
分かりやすくてスッと耳に入りリラックスできました。
そんな紗雪ですがオフモードではかっこいいお姉さんというよりも優しいお姉ちゃんな感じで、
恋愛には不慣れで照れたり戸惑ったり様子も可愛らしかったです。
お酒に弱いというのも魅力の一つで、酔った紗雪からは素の部分が次第に見えていき…
再び時間を重ねて距離感が近づきキスに至るまで、
そしてその後の深まった関係も丁寧に描かれていて
紗雪とのあまあまな雰囲気に浸れました。
クールなお姉さんであり優しいお姉ちゃん、全部含めて魅力的な紗雪でした。
百合体験シリーズに大好きな歩サラさんがご出演されるということで早速視聴させていただきました。
このシリーズは作品説明にある通り「私」視点として没入するだけでなく
「二人の関係に思いを馳せる」といった楽しみ方も出来ますので
"空気"として「私」とカスミのやり取りを見守らせていただきました。
今作は何と言っても様々なシチュエーションでの「キス」が魅力的な作品です。
「私」の記憶喪失によってそれまでの二人の関係性とは
異なった距離感での初々しい恥じらい混じりのキス。
ミッションをこなしていきロッカーやお風呂でドキドキしながら、また大胆に、
そしてイチャイチャしながらなど沢山のキスに溢れていました。
そんな中でカスミがリードするだけでなく次第に「私」も…?
また前述した通り狭い空間でのシチュエーションが多く、
「私」に話しかけるカスミの声が超至近距離で聴こえてくるのも良かったです。
カスミの囁き、吐息、キスの一つ一つが「私」の耳元で感じられました。
中でも一番密着しているロッカーのシーンがお気に入りで
息遣い、間、長めのキス、熱っぽくなっていく二人の全てが素晴らしかったです。
記憶喪失、キスしないと出られない部屋、課されたミッション、明かされていく真実、
そんなとっても不思議な百合空間で織りなされる新鮮な体験を最初から最後まで堪能できました。
勿論サムネイルになっているバニーガールの衣装が出てくる理由も分かります!
最後のカスミの台詞も大好きで心地よい視聴感を味わえました。
世界が百合で溢れますように。
旅行デートがテーマの音声作品を知ったのは今作が初めてであり、
新鮮な気持ちで「あまたび」横浜編を聴かせていただきました。
舞台は横浜で実在するデートスポットを巡る作品となっている為、
彼女との会話からは一層リアルな空気感が伝わってきました。
水野七海さんのスッと耳に入ってくる柔らかい声音で各所の案内をしてもらえるので
説明に聴き疲れすることなく知識を深めながら楽しめた作品でした。
自身としては一度観光で赤レンガ倉庫や山下公園を訪れたことがある程度だったので
行ったことのない場所やその背景を知ることができ横浜の魅力を再認識する機会となりました。
作品説明からもどことなくビターな雰囲気を醸し出していた今作でしたが、
彼女とのデートを通してスッキリとした気持ちで聴き終えることができました。
落ち着いた雰囲気のお姉さんで時に周囲が見えなくなったりと愛の深いおっとり屋の姉天使ちゃん、
元気いっぱいお世話大好きで超至近距離からグイグイ攻めてくる好奇心旺盛の妹天使ちゃん、
そんな純真ピュアな双子天使がたっぷり癒やしてくれる音声作品となっております。
姉妹からの積極的なアプローチによって疲れ気味の"ご主人様"をあの手この手で癒やしてくれる今作は
マッサージ、シャンプー、ドライヤー、耳かき、添い寝と様々なシチュエーションが盛り込まれており、
終始幸福感に満たされながらうっとりと聴き入ってしまいました。
シャンプーのトラックでは個人的にとても好みな強めのゴシゴシもあり
かゆいところに手が届くとはまさにこのことでした。
ヒーリングサウンドは姉妹との軽快な会話にもあり、
癒やし体験の中で性格の異なる二人との軽快なやり取りも楽しめました。
お風呂でのご奉仕が物足りず暴走しかける姉天使ちゃん、
未だにシャンプーハットを普段使いしていることを自慢気に話す妹天使ちゃん、
そして仲の良い姉妹同士のやり取り等などたくさんの魅力が至る所に詰まっておりました。
双子による優しい語りかけで耳がとろけそうになり、
癒やしフルコースともいえる様々なシチュエーションによって
日頃の疲れが吹っ飛ぶようなまさに"極楽"の音声作品でした。