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(役に立った数:17件)
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368位
(総レビュー数:259件)
2024年06月16日
2024年03月29日
2024年03月29日
魔王傘下のオーク軍団によって城を包囲され、逃げ場の無い状況に陥った皇女「ルカ」と女騎士団の物語。
命よりも騎士の誇りを優先するクリンフリート団長は集団自決を決意し、他の騎士達も彼女に賛成するのだが、赴任したばかりのルカだけは猛反対し逃亡するという温度差が面白い。殺意マシマシで追ってくるルカの助っ人としてファンタジーRPGでお馴染みのセーブクリスタルが登場するのだが、本人の頭と運の悪さが災いし何度も死に戻りする展開が間抜けで滑稽だった。また、斬首、焼死、圧死などのバラエティーに富んだ死に方にも慣れ、プライドを捨てて毎回なんとか突破口を見つける様子が逞しくてカッコ良い。
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2024年03月25日
渋谷で次々に起こる猟奇事件の調査を独自に進める高校生男子「拓留」とその仲間達が危険に巻き込まれていく。情報強者を自称する拓留は基本的に他者を見下しているのだが、幼馴染の来栖乃々を始めとした家族や友人達には優しく接しているところに好感が持てた。
事件の内容はどれも凄惨であり、主人公達の平和な日常との対比がしっかりと描かれているのが印象的である。また、事件を追う過程で乃々が何者かに刺されたり、体育館で公開対談をする予定だったプロのジャーナリストが新たな事件の被害者になってしまったりして、主人公の日常が豹変するという展開にスリルがあって面白かった。
2024年03月16日
あらゆる分野の才能を発掘するために通常の教育機関とは異なるシステムを導入している女子校に入学した撫子と桜子の愉快な学園生活が始まる。撫子と桜子は仲が良すぎてキスをするほどの関係であり、頻繁に百合が咲き誇るレベルである。
寮の部屋では一つのベッドを共有し2人で眠っていたのだが、突然撫子が桜子のパンツを剥ぎ取って襲うという意外な展開が印象的だった。実は撫子には神の呪いによって特定の条件下でチ◯コが生える体質になっており、根本的な解決策が見つからないという状況に陥ってしまう。新生活が始まって早々おかしなことが起こってしまい、身の危険を感じた桜子は一時的な措置として撫子とは別の部屋に移ることになるのだが、日中は普通に会うところが微笑ましかった。
本編では撫子の変態性がメインで描かれているが、外伝では桜子もそれなりに変態であることが明かされている。前途多難な学園生活が今後どのように変わっていくのかが気になるところである。
2024年03月09日
闇を抱えた嫉妬深い女の子が想い人を独り占めするために奮闘する。
二番目のカノジョでいいなどと都合の良いことを言っておきながら、実際には桐島(リスナー)を誰にも渡したくないという強い独占欲をまるで隠せていないところが可愛い。特に、桐島にとっての本命である橘に後れを取っていることを知った早坂が、桐島との不健全な関係を第三者に暴露しようとする様子が恐ろしくてゾクゾクした。自身と桐島を繋ぎ止めるためなら世間体など気にしないという覚悟の決まった危険な恋心がまさにヤンデレという感じで魅力的である。また、機嫌が悪くなると露骨に声色が変わって場の雰囲気が一気に凍りつくシーン(トラック3)では、高橋李依さんの演技力の高さが際立っていて素晴らしかった。
激重美少女によるしっとりとしたアプローチを体験したい人にオススメ。
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2024年02月22日
見かけに寄らず武闘派な美少女JKが狼同士の殺し合いに参加することになる。
暴力に塗れた過去と訣別する決心をした麻綾だったが、偶然出会った半狼少女のアカネを見捨てることができず、迷いなくトラブルに首を突っ込んだところがお人好しの極みでカッコ良かった。
その後、麻綾は今代の「赤ずきん」として覚醒し、狼共から狙われるようになってしまったのだが、半狼で理性を保てるアカネがボディーガードになることで凸凹コンビが成立する。麻綾の匂いに興奮して迫るアカネの顔が完全に発情しているため、百合展開を期待させる描写もあって良かった。特に2人のお風呂シーンは必見。
2024年02月20日
他者との比較を嫌い、とことん自分の殻に閉じ籠りながらゲームに青春を捧げた少年が異世界に転移する。
唐突な転移の後に猛獣に襲われたにも関わらず主人公はすぐに状況を把握する。しかし、国の創造主であることは信用されずに即牢屋にぶち込まれるという散々な目に遭う様が面白かった。また、自身の手で作った王国で快適な暮らしを手に入れるのかと思いきや、創った覚えのない外敵が急襲してくるという予想外の展開がシリアスな空気を生み出していて良い。
終盤では主人公と同じように地球から転移して来たプレイヤーの存在が明らかとなり、戦いがより激化していくことが示唆されているため、次巻も楽しみである。