にびたしさんのレビュー一覧

お安く手に入りますから、このレビューを見る時間があるのなら、これを読むよりも是非とも本編を読んで欲しい所なのですけれどね……。

今回は前回までの襲撃を退け、次なる戦友の元に向かい、新たな襲撃者と懐かしい顔のお披露目になっています。

この漫画では恐るべき怪物にして敵対者にもしっかりとした想いがあり、戦いの中に散っていった兄へ良い決闘だったと羨んだり、再会を望む言葉を投げかけたりと、キャラクターの厚みを感じます。

家族の危難が過ぎ去ってからやっと現れたシェリーの夫へのお仕置きもブラゴがきっちりと行ってくれていますが、シェリーも病院へ行っている間は、彼等はどうやって過ごすのでしょうね……随分と気まずい事になりそうです。

ちなみに今回は2になってから再登場のキャラが二人居て、一人はサンプルでも名を出されている彼の人ですが、もう一人はまさかのあのキャラクターです……清麿さんや、ちょっと突っ込みが足りないのと違いますかね、そこがまたおかしくて良いのですけれど。

新たな襲撃者は随分と対照的なキャラクターに見えますが、如何にして仲間達の前に立ちはだかって来るのか、また今回は未だ名前のみの登場となる彼はどんな風に成長しているのか、そして最後は懐かしの彼の人、再び彼がパートナーと共に戦う事になるのか、次回への期待も募りますね。

全年齢対象の作品ではありますが、家族にはバレずにこっそり楽しみたい類の作品です。
ヒロインの設定と今作のシチュエーションの説明は作品内容でのみ行われていて、作品内では語られず絵のみになっています。
彼女の容姿はハイティーンの女子ぐらいに見え、髪の長さはほぼほぼロングヘアー、髪型はサイドテールやポニーテールが多く、バストサイズはAI絵故に結構なぶれがありますが、太ももはどれもしっかり太く描かれています。
続編では派手に腹部の筋肉が割れているのを確認出来ますが、今回はそこまででもなく、なだらかなお腹になります。
コスチュームは、Tシャツにショートパンツのスポーツウェア姿もありますが、何といっても大量のレオタード姿、そして汗や水で濡れて肌の色が透けているフェチ的表現を多用しています。
AIを用いて安価かつ大量を実現したスポーツ女子のCG集、癖に触れるものがあった方は如何でしょうか。

今回も見逃せない金色のガッシュ2、今回は前回の末からのキャンチョメとフォルゴレのペアの回となっています。

始まりはコンサート会場にてフォルゴレがキャンチョメの弟コンソメを見つける所からです。コンソメの好物であるドーナツを店で山程注文していただきながらキャンチョメは何処か尋ねるとお菓子の食べ放題に言ったと言われますが、実際は……。
キャンチョメがどう成長したか語るガッシュと清麿が挟まり、成長し背が伸びた姿のキャンチョメの写真がフォルゴレに見せられ、再開を期待するフォルゴレ。しかしキャンチョメはその頃街中で傷つき倒れている所で、更に追手の追撃が行われ、何とか手持ちの取り出された術の力を使い逃げ延びます。
フォルゴレの家に招待されたコンソメ、かつてキャンチョメが暮らした部屋に案内され、キャンチョメにこれからはフォルゴレと暮らすようにと言われた事を明かします。
そしてキャンチョメは怪我をおして逃げていたものの倒れ、家族から弟と術を託された事に想いを馳せ、自らの術で電車を隠し進路上の敵を撥ねさせるという反攻の一撃を食らわせますが、しかし敵の傷はよりにもよって仲間の奪われた術によって回復されてしまいます。
術で強化された敵の使い魔的な存在によって追い詰められたキャンチョメ、覚悟の死を迎えようとしても、彼を支えていたフォルゴレに会いたいという思いが爆発しますが、その身は敵の牙にかかろうとしているその時、彼はやって来てみせるのです。
鉄のフォルゴレ、無敵フォルゴレ、彼等は再び出会います。

このページに辿り着いたのなら、こんなレビューを見ている間があるのなら、早いところ作品を買って読むのがいいと思いますし、出来ればネタバレを踏まずに読んで欲しい気もしますが、それではレビューも難しいので、以降ネタバレ注意。

今回も前回に続いてのキャンチョメ&フォルゴレ回、傷ついたキャンチョメの元へフォルゴレが駆け付け身を挺し彼を守ったところからです。

二人ボロボロになりながらそれでもコメディチックに戦います。キャンチョメの歌と共に打ちのめされても尚立ち上がるフォルゴレ、痛いんですよ、辛いんですよ、でも彼は立ち上がるから鉄のフォルゴレで無敵フォルゴレな訳ですよ……。

何とか逃げ延びて病院にキャンチョメを連れていくフォルゴレ、処置は済んだものの、仲間はいない、術も奪われ本も無い、そこへ敵の襲撃がやって来る……それでもフォルゴレは言うのです「パ～ルコ・フォルゴレ様がついているんだぜ!!!」この時の彼の顔を見て欲しい、このシーンの確かな言葉を受け取って欲しい、こんな事を言える人がこの世にどれだけいるでしょう?

キャンチョメの中に生まれる光、家族を、魔界を取り戻そうという思い、それに呼応する様に現れる本、新たな呪文をもって彼等の反撃が始まる!……というところまでになっています。

また出て来る敵達も曲者で、片方は獣王を名乗る少女、深い痛みと怒りを秘めている様で、もう片方は独特な髪型の男性で、凄い名前を付けられていますが、両名シリアスにキャンチョメとフォルゴレを追い詰めてきますが、彼等の本領はまだ先になります。

今回も見逃せないので、ここまで読んでくださったのならば是非に。

前回の直ぐ後、なので敵の頭を拳でぶっ飛ばしたところからスタートです。

今回もメインはブラゴ&シェリー組、彼等もまた再開の言葉を交わす前に戦いの渦中にあった訳ですが、改めて交わす言葉もまたらしいというか。作中において十年以上の時が流れたにも関わらず、ブラゴの目から見ても「なまってはいない」シェリーが凄まじいというか、でも彼女の凄い所はまだここからです。

ここも凄いよ、シェリーさん。
1、ブラゴの術込みでの手当てがあるとはいえ、重症のまま動き回る、しかも腹部への手当は行われていないから、動くだけで激痛が走りそうなところを「痛いけど動ける!」と強行。
2、その状態で敵の武器に両断されかけるも、術とジャンプ(!)で回避。あなた確か人間でしたよね……。
3、敵による意識外から狙った多重攻撃を本当に見事に避けるんですが、その回避の仕方が凄い、是非見て確認してください。
4、そして言うまでも無くブラゴとの完璧な連携を見せてくれています。前回の戦いからどうやって過ごしていたんでしょうねこの三人の子のお母さん。

ブラゴの信頼がまたいいんですよ、阿吽の呼吸を当然のものとしていて、敵に止めを刺す前に語る言葉にも重く確かな信頼があります。

またこの漫画の素晴らしいところの一つに、ちゃんと敵にも物語が有るんですよね、おぞましい呪文を操り暴虐を働く異形の怪物達、けれど彼等にも確かに絆を見て取れるという……。また今回もやられてばかりでも無く、首のもげた体が動いて戦うし、ガッシュ清麿ペアの足止めには成功していて、合力したジリオンはしっかりとブラゴに傷を負わせて見せました、そして最後に見せた表情がまた味わい深いです。

今回も見逃せない内容になっていました、このページに辿り着いたのなら是非。

電子書籍版ニンジャスレイヤー無印コミカライズ第1部編第2巻
この巻に収録されているエピソードは、

キルゾーン・スモトリ 全2話
二人の社会的に高い地位を持つサラリーマンが、暗く危険な遊戯にのめり込み、気付かぬうちに更なる暗闇に踏み込み、恐ろしい目に遭うお話、作中で言われるマッポー(末法)の世のある悲劇。

ラスト・ガール・スタンディング 2話、以降続刊
ある少女と少年の激突、超常存在との接触、手にした力に溺れ落ちて行く少年、狂える世界でも少女の友との暖かなふれあい、少年に訪れる更なる邪悪からの誘い、少女は新たな日常を尊びながらも忍び寄る影……続きは次巻。

……以上となっています。
当方はセール時にまとめ買いした口ですが、もう既に昔からの原作ファンの方は押さえていると思うんですよね、でも最近ファンになった方ならまだ買っていない事もあるでしょうか、まずニンジャスレイヤーのファンであるのなら間違いの無いコミカライズですので、是非に。

セール時に纏めて購入しましたので、折角なのでレビューを書かせてもらおうと思ったのですが、このレビューを読む人でニンジャスレイヤーの事をまるっきり知らない方も……居るのでしょうか?

サンプルは読まれましたか、まだなら取り敢えず読んでみましょう、何だか色々とおかしいのは分かっていただけると思いますが、けれどこのおかしくて残酷で魅力的な世界をそれはもう丁寧に描いてくれているのですよね、有難い話です。

原作はツイッター(現X)にて連載されていたウェブ小説と言えばまあそうなのですが、何しろ独特の世界観で、読んでいけば馴染んで来るんですが、大分覚える事も多いのですよね、でも実際に読んでいけば馴染みます、その辺は原作者さんとコミカライズ担当の作者さんの技量の高さ故ですね。

レビューのタイトルにも書きましたが、この作品物語の時系列が前後していて、これは原作の小説からの特徴で、この巻だけでは主人公と思しき彼に何があってこういう状態になっているかとかは推察するしか出来ないので、気になった方は原作に触れてみたり、続きを買ったりしてみましょう。

……この文章を書いている時も所謂忍殺語と呼ばれる独特の文体が噴き出てきそうなのを抑えながら書いています。抑えないと初見の方を置いてけぼりにしてしまうかと思いまして。

コミカライズ担当の作家さんはベテランの漫画家さんで、高い画力、読みよい構成、魅力的に描かれるキャラクター達、この方達がコミカライズを担当した事は何とも作品にとって幸福な事だと思います。

初めてニンジャスレイヤーに触れる方にも、改めて電子コミカライズを手にしようという方にも、お勧めかと思いますのでいかがでしょうか?

ジャンルはケンカップルラブコメとある通り、ファンタジー世界で冒険者を営む一組のしょっちゅうぶつかりあう男女が、どういう訳だか(今の所何故かは当人達にも謎らしいです)肉体関係を持ち、ぶつかり合うのも肉体関係もそのまま続けて行き、周囲のおかしな登場人物達との冒険と暮らしを描いたコメディとなっています。
中核となる登場人物は二人、表紙にもなっている世界観的には一応人外カテゴリらしい(人種の一つでしかないような気もしますが)ムッツリスケベな召喚士のアモナとムッツリスケベな神官男子のロニ、色々な事で衝突しながらも二人とも相手との行為にはすっかり嵌っている模様、尚それが直接描写される事はゾーニング的にありませんが、間接的にはばんばんやっています。性欲で阿呆になる事が多いですが、まあ仲良くもしています。
アモナは黒白目と呼ばれる事もある白目の部分が黒くなっているキャラで、頭部に一対の角が有る特徴が有ります。それ以外はグラマーなスタイルの女性の姿をしています。彼女には少年漫画のカテゴリですが、お色気シーンたっぷり、コスプレシーンもばっちりあります。
また周囲の登場人物もぶっ飛んだキャラが多いです。具体的には内容を読んで確認して頂きたいですが、強烈な個性がぶつかり合っております。ちなみにこちらも阿呆ぶりが輝いています。ちゃんと常識を持った人も居ますが、まあ作品の性質上突っ込みに回され苦労させられている模様、合掌。
ファンタジー世界でのいちゃいちゃケンカップルのラブ(エロ)コメディを楽しみたい、そんな皆様にお勧めの作品となっています。

ブラゴ復活!まあ強いです、敵は徒党を組んで一度倒したらしいですが、術無しだったとしてもよく倒せたなってくらい強い、身長も伸び恐らくは2メートル以上、逞しい腕で敵の攻撃からシェリーを守りました、更に敵リーダーが禁呪という呪文の中でも強力な強化手段を用いて立ちはだかるのですが、これがまるで相手にならない強さで、しかもとどめは呪文で無く拳、救援に来た清麿も「呪文いらねー」と内心で語る程、本当よく一回倒せたものですね……子供達が逃げたのなら、ブラゴとシェリーだけでも過剰な程なのに、ガッシュと清麿もこの場に来ている以上、最早敵に勝ちの目がまるで見当たらないですね……。
今回も見逃せない展開でした、是非。

艦船擬人化ソーシャルゲームの元祖と呼びうる作品の二次創作漫画になっていて、フルカラーで本文46ページでこの価格というお買い得品になっております。
作中活躍するのは特に潜水艦をモデルにしたヒロイン達で、表紙の二人がメインのキャラクターになっています。
メインそのいち、伊58、ゴーヤとかでっちとか呼ばれ、セーラー服とスクール水着を纏った潜水艦娘、U-511の世話を任され仏頂面をしながらも彼女の世話を焼いていて、実は作中ではあんまり表紙の様な表情はしていません。
メインそのに、U-511、ゆーちゃんとか呼ばれ、全身を覆う特徴的な水着を纏ったドイツからやって来た潜水艦娘、慣れない異国暮らしの中でも彼女の世話を焼くい伊58の事を慕っていて、作中改装を経て大分姿が変わります。
ヒロイン達の可愛いがいっぱい詰まったこの作品、体験版も有りそちらが気に入った方ならまず間違いないかと思いますのでいかがでしょうか?