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804位
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と思ったけど、以前からファンだったのでセーフでした。
各トラック丁寧に作られており、シチュエーションがはっきりとわかるけど余分な音がしないという、さすがは音声のプロと言うべきクオリティです。
また、逢坂成美さんのボイスの有無を選べますが、断然Ontalkバージョンをおすすめします。「眠れない夜、そばにいるよ」の副題通り、綺麗で優しい声を聴きながらの方が、よりそばにいてもらえるイメージが強まります。
逢坂成美さんといえばクレジットで名前を確認してもボイスを聴くと驚くこともあるほど、演技の幅が広いというか、各作品に合わせた声を出すという印象ですが、本作でも雰囲気に合う、けれど盛り上げすぎて睡眠を邪魔しないというところにマッチしています。
心音、よしよし系が好きなので、両方あってとても嬉しいです。これがないと眠れなくなりそうなほどどハマりしました。
欲を言えば、喋りマシマシのバージョンも欲しいです。逢坂成美ボイスなんてなんぼあってもいいですからね。
好きな声優さんの個人サークルはやり、躊躇なく買えて最高です。しかも後悔がない。逢坂成美さんを好き、あるいは入眠用ASMRを探している方には、是非オススメの作品です。
2024年03月18日
が溢れています。
暑い日差しの中畑仕事をしたこともなければ、体を動かした後の空腹感や心地よい疲労感も経験がありません。
い草の香りを感じながら畳の上で寝るなんてことも、おそらくどこかの旅館に行ったとき以来だと思います。
それでも全編通して懐かしさを覚えてしまいます。これは一体どこからくるものなのでしょうか。
また、たたみさんがとても優しくて癒やされます。何かをしなければならない、という強制は一切なく、こちらへの思いやりを自然と受け入れることができます。日々タスクに追われる生活、ベッドで寝るだけの生活をしている方には特に、たたみさんと休んで一息入れられる本作はおすすめです。
たたみさんのよく見ると結構すごい衣装とか畳らしいフラットな感じと藍沢夏癒さんの癒しボイスはいいぞ。
自分でやるとルーチンとなってしまいがちな作業も美少女にやってもらうとまるで違いますね。つい適当に塗ってしまう化粧水や乳液も若山詩音ボイスとともに使えば確かに普段よりも効果が高い気がしてきます。そして可愛いと褒めてもらえて自己肯定感が高まります。癒やされます。
作中で彼氏のための気遣い、準備を欠かさないみなるさんと、きちんと気づいて褒める彼氏、あまりにもお似合いで女装メイクという飛び道具が下品にならない関係性をしっかり提示してくれます。お互いがちゃんと好き同士だと伝わるのでストレスなく没入することができます。
そして何よりも若山詩音さんの素晴らしさです。ヒロイン紹介の文章とズレのないキャラクターが確かに感じられます。キャラ設定に忠実でありながら、友人や家族が知るプロフィールを逸脱することなく、好きな彼氏と二人きりというシチュエーションでのヒロイン「橘みなる」を見事に表現されています。言葉の聞き取りやすさもヒロインの性格を表しつつ作品を聞く上での心地よさにも繋がっています。
総じてクオリティが高く、満足のいく作品です。メイクというシチュエーションで敬遠することなく、試聴だけでもされることをおすすめします。
前作でお互いの関係性が理解できている状態での本作だからこそ、二人きりでの温泉旅行というイベントを心ゆくまで楽しめます。
ナチュラルに距離感近いというか、家族や友人とは違う触れ合いを陰キャお嬢様が求めてきます。お嬢様の拒絶されると思っていないような態度が随所に見られ、信頼感のような甘えのような好意のような、お嬢様と執事の間にある特別な繋がりを感じます。
そして単純に声がいい。陰キャでお嬢様という設定を見事に表現しつつ、可愛さと甘々なシチュエーションを全編に及んで味わえます。背筋が甘く痺れるような音声作品を求める方におすすめの一作です。
便利屋の他の子達と一緒の時とは違うカヨコです。
普段あまり主張する印象はありませんが、趣味の音楽の話になると饒舌になるカヨコ好きです。音声作品と音楽の話は親和性も高くて良いですね。
ゲームでの透き通るような世界観ではなく、雨が降って少しだけ烟るような空気感の中、二人だけの距離を味わうことができます。便利屋の子達を除くわけではなく、たまたまできた二人の時間を大切にしている雰囲気がたまらなく良いです。カヨコが好き、便利屋が好き、どちらも楽しめると思います。
ゲーム本編、絆ストーリー、メモリアルロビーがあっての本作であり、構成としては完璧ですね。藤井ゆきよさんの声も最高なので、何もいうことはありません。
カヨコ続編を作ってほしい気持ちと、まだまだ他の生徒も作ってほしい気持ちと、とにかくYostarのASMRは素晴らしいということです。
普段職場ではちゃんとして、仕事ができて、人から頼りにされて、隙なんて見せなさそうなOLのお姉さんが自宅でキミにだけは本音や力を抜いたところを見せてくれます。
多分家族にも見せてくれない距離感ではないでしょうか。これは一切のストレスをOLちゃんに与えないぬいだからこその特権です。
この視点はとてもいい、ぬいの立場であれば、OLちゃんに対して何かをする義務もないのがとても良いです。気の利いたセリフを言う必要も、記念日を覚えておく必要も、ご飯のお金を出す必要もありません。ただぬいとして、そこに存在し、OLちゃんのストレス発散に少しだけお付き合いすればいいんです。それだけでOLちゃんに大事にしてもらえるんですから、最高ですね。
小学生でママというおそらくこれまでの人類が想像したこともない役だと思います。しかも演じる東山奈央さんといえば、どちらかといえば自由気ままなキャラの印象が強く、ママという単語から遠いのではないかと、購入するまでは思っていました。
実際に聞いてみると、小学生で自由でママという原色剥き出しの要素が成立しており、とんでもない設定をまとめ上げる声優さんの技量というものを実感しました。
愛息という二人称から感じる母性や自分の好奇心や嗜好を優先しながらも他人を決して無碍にしない度量に知性を感じます。こんなママが俺は欲しかったのかもしれない。