_kaku3_的赏析一览

主人公が迷い込んでしまった世界で出会った1人の女の子。
その子はどうやら鬼ということらしく、迷い込んだ主人公を「鬼退治」に来た人間だと思って、出会ったその場で鈴の音を鳴らして魔法のようなものを使い場面をチェンジ。
場面が切り替わり、鬼の女の子の膝の上で横になって指かき(文字通り指で行う耳かき)をされます。
何故?
鬼にとってはこの「指かき」はおしおきとして行われていて、鬼はこれを嫌がるらしいんですw
もちろん主人公は鬼ではなく人間なのでこの指かきはとても気持ちがいい、いやむしろご褒美なんですけど、やはり人間と鬼とでは感覚が違うのでそのままおしおきは続けられます。

鬼退治に来たのではなく迷い込んでしまったことをわかってくれた鬼ちゃんにその後自宅まで招かれて、そこで過ごすうちに2人の心の距離が近づいていってお互いに大事な存在になっていくという、今作はそんな物語です。

鬼というとなんでも腕力で解決しようとするようなパワー型を想像しますがこの鬼ちゃんはそういう部分は全くなく、見た目の雰囲気も性格もロリダウナーな普通の人間の女の子。違う部分と言えば頭にツノが生えている事と実年齢と見た目が合ってない事くらいで、人間の住む世界を知らない田舎娘といった感じです。

なので、全編が人間の主人公にとってはひたすら癒し。
本編は9トラックで構成されていて約3時間半の間癒しの時を楽しめるのですが、大きく分けると「物語運び」と「ASMR要素」のトラックとに分けられています。
ASMRトラックはそれぞれだいたい10分から20分強なのですがトラック7だけ1時間7分29秒と他とは違っています。聴いていて気持ちよくなって最後まで聴けない人もいるかもしれませんが、このトラックのラスト30秒ほどが今作で最も感動的なシーンなんですよね。頑張って通して聴いてください。
トラック7がエンディングでトラック8はアフターストーリー的な内容です。

この音声作品を聴いてみたところ、どうやら主人公がバイノーラルマイクになっちゃう的なアニメの放映記念として今作はリリースされてそうです。
つまりアニメの販促アイテムですね。実際に自分もこの音声作品があったおかげでそのようなアニメがあると知ったわけです。

ASMR好きな幼なじみのゆるふわな女の子と、ASMRをまだあまり知らない少しツンデレなクールキャラっぽい女の子、2人の女の子からASMR的に耳かきやマッサージをして貰える、そういう作品です。

ASMRとしてはオーソドックスな耳かき(全年齢作品なので耳舐めはないです)とマッサージをメインとして、そこに2人の楽しいやり取りがボイスとして収められていて楽しく聴けました♪

「幼なじみは自分の思い通りにしても許される」と思っているかのような幼なじみ過激派のゆりちゃん。
そのゆりちゃんにツッコミを入れるような立場の、クールツッコミな蔵前さん。
そんな2人と主人公の3人で、わちゃわちゃとした楽しい時間を過ごしてみませんか?

1年ぶりとなる配信まとめ作品第2弾!
前作はユキトさん箱河ノアさんの2人(?)が配信に参加していましたが、今作はユキトさんのみになってますね。
自分はこれらの配信を全く聴いたことがないので全て新作ASMR作品として楽しめました♪
1回辺り約30分のASMR配信が10回分。
30分を超えて1時間ある回もあり、全体でのボリュームはなんと6時間近くもあります!
しかもそれぞれの回によって声を変えていたりASMRの内容も耳かきや添い寝、耳のマッサージなど、10回の配信全てを聴いても飽きさせない作りになっています。 (時には桃太郎の読み聞かせなどもあったりします)

音声内でコメントに反応している部分はあまり感じなくて、ほとんどが雑談などではない完全にASMR寄りな内容なのでASMR好きな自分にとっては最高な作品でした。
個人的に特に好きなのはマッサージです。
耳を塞がれるのも好きで耳フーも好きです。
これらの自分好みのASMRは全て今作に入っています。
配信の音源とはいえこれだけのASMR音声作品が110円で買えるのはありがたいですね。
次回のまとめ作品も楽しみにしてます!

まこと。ちゃんと言えばASMR
ASMRと言えばまこと。ちゃん
それくらい本気でASMRに取り組んでいるまことちゃんですが、声優さんではないので10年近い活動歴があるのにDLsiteでの作品販売はなんとこれが初めて!
配信で生計を立てているくらい大人気だし声も可愛くてとても魅力的だけれど、やはり活動のメインは配信で、今作もASMR配信をした時の動画の音声のみのものとなっています。
元々まことちゃんの配信は音質にも拘っているから音がいい!それを音声のみでリリースするにあたり更に高音質にリマスターしたという音源がこちら。

自分はDLsiteで買った作品は基本的にDLsite playでしか今は聴かなくなっていますが、DLsite playでは全てがmp3音質になるはずなのにDLsite playで聴いてもめちゃくちゃ音がいいとわかるくらいに高音質でまことちゃんのASMRが楽しめます。

まことちゃんの配信ではyoutubeのASMR配信が一番好きなのでそれがこうして聴けるのは嬉しいです。
youtubeってプレミアムじゃないと画面を閉じて音声を聴く事ができないのでスマホで長時間見聞きするのには向いてないんですよね。誤タップしてしまったりするので...でも今作があれば大丈夫!

これからもDLsiteで作品をリリースするのなら配信音源そのままよりもここだけのオリジナル作品でシチュボASMR的な作品にチャレンジしてリリースして欲しいと思います。

今作をわかりやすく説明すると、こりすちゃんが配信でやっているようなASMRをさらに発展させて物語要素も足して、更に催眠要素も取り入れて、作中作品ではシチュボも聴けるといった盛り沢山な内容の作品といった感じです。
本編約2時間半の内の1時間半はトラック2と3で占められていて、そこでは耳マッサージと耳かきといった体感型ASMRを楽しめます。
それらのトラックでも台詞やオノマトペが沢山あるのがこりすちゃんの作品らしいというか、ASMRをやっていてもちゃんと声優さんらしいやり方で聴かせてくれます。
自分を含むリスナーは音声作品でこりすちゃんの声を聴きたいわけだから、このやり方はとても嬉しいですね。

今作のトラックリストを見て気がつく人も多いと思いますが、おまけを除く全8トラック中トラック2.3.4は長めの収録時間なのに対して他の5つのトラックは短めになっています。
この短めのトラックは物語性が強く、耳マッサージや耳かきが身体の疲れを癒すトラックならば、その他のトラックは精神を癒す為のトラックになっているように感じました。
トラック4はドラマ性とASMRどちらも感じられるトラックという感じですね。(なので先程は「トラック2と3で1時間半になっている。」と書き、その後のトラックへと続く重要なトラックとなるトラック4とは分けました)

今作は身体の疲れと精神的な疲れのどちらも軽減してくれるようなそんな音声作品です。
生きていて辛い、でも生きるしかない。
そんな風に日々思っていて現代社会での日常に疲れてしまっている社会人にひと時の癒しを与えてくれる今作は、疲れてしまった大人にオススメな、精神安定剤のような作品なのです。
(過ぎてしまった学生時代の夢を見るというシーンもあるので、社会人向けな作品だと思います)

新規サークルによる実体験を元にした作品で、CVは犬塚いちごさん、値段も220円とお安かったので購入してみました。

どこまでが実体験なのかはわかりませんが、15歳くらいのJKに毛嫌いされた経験がその部分な気がしますw
耳かきはそこから膨らませた妄想からなる創作なんじゃないかなと。

今作の女の子は主人公の兄の娘、自分からしたら姪っ子で15歳のJK。昔はかわいかったけど最近はなんだかギャルっぽい感じになってきて、反抗期という事もありおじさん(主人公)に対してキモイとか汚いとかという言葉を平気で使いますw
そんな姪っ子に欲しいものを買ってあげると物で釣って耳かきをして貰えることに。
いやいやながらも耳かきをしてくれるけど、その最中も「キモイ」と言われるし、いやいややっている事を露骨にこっちに伝えてきますw

このいやいやながら耳かきをしてくれるのは自分にとってはなかなか新鮮で、それに親戚というこどあり、なんだかいつもの生活の延長にある感じで、俗に言う「実家のような安心感」も感じられました。
この「キモイ」は家族(この場合は親戚だけど)だから言える素の少女の飾らない言葉という感じで、2人の関係性が「こういうことを言える関係」であると考えられるので、実はそれほど嫌がってやってるわけでもないんじゃないかなと思えたり。

まあ姪っ子にとっては本気の「キモイ」かもしれませんがw
でも聴く側として「本気で嫌われてるわけじゃないんじゃない?」と思える逃げ道があるのは良かったです。
昔はかっこよかったと思ってくれてたみたいですしね。

おまけトラックはほぼいちごさんのボイスはなく、生活音が1時間半続きます。数分に1度位の割合で一言喋る感じで40分経過した辺りで寝落ちしてそれ以降は寝息が続きます。
このトラックは寝る前とかにまったり聴きながら寝落ちするのが良さそうです。

「妹の友達の○○に俺は敗ける」シリーズはいくつか購入して聴きましたがなかなか濃いキャラが多いですねw
今作は面倒くさがりなダウナー妹キャラの女の子に耳かきされるのですが、まあ基本は耳かきなので右耳か左耳かの違いくらいしか普通はないわけです。
今作も耳かきタイムに入るとわりと普通の耳かき作品になりますが、それ以外の部分でとろちゃんの個性が出まくりです。

宿題を一緒にするためにももちゃんの家に(遅刻して)来たらももちゃんはすでに居なくて、それで先に勉強してたらすぐに飽きてお兄ちゃんに耳かきして貰おうとする。でもお兄ちゃんは耳かきが苦手だからととろちゃんに逆に耳かきをしてもらうことに。

お兄ちゃんが年下の女の子に耳かきをしてもらう事が性癖だという事は、妹の友達の間ではもう周知の事実なのかもしれませんw
だからかとろちゃんはあっさりと耳かきすることにしてますが、面倒くさがりで飽き性のとろちゃんが耳かきを飽きずにしてくれるのか?

ここでキャラ設定が生きてきます。
とろちゃんは「やらさせる作業」は大嫌い。でも「作業ゲーム」は大好きなんですね。自分が楽しいと思った事は時間を忘れていつまでも同じことを繰り返すのだって苦にならないタイプ。
そんなとろちゃんはお兄ちゃんの耳をお掃除することに楽しさを覚えてしまうんですね。
耳かきを始めるとその楽しさに取り憑かれたように耳かきに夢中になってしまいます。

右耳40分、左耳も40分てのは耳掃除だけで考えたらあまりにも長すぎますが、とろちゃんもお兄ちゃんもお互いが楽しんでるからなかなか辞めようとしないんですね。お兄ちゃんからすると耳かきはマッサージのような気持ちよさ、とろちゃんからすると気持ちよくなってくれているお兄ちゃんをもっと気持ちよくさせたいという気持ちや単純に作業ゲーにハマって同じことを繰り返しているのが楽しいとかそんな感じなのかと思いますw
楽しい1時間半でした。

復活後のオレンジ100%作品第二弾は前作同様の全年齢励まし音声作品で、CVはオレンジ100%の過去作品にも出演していた鳴坂みあちゃん。
復活後第1弾の前作はクラスメイトの女の子という設定でしたが、今作の女の子は実在しない架空の人物(イマジナリーフレンド)となっていて、とにかくポジティブな言葉を沢山聴かせてくれます。
前作よりももっとこうふわ～っとした励まし音声で、例えば「お風呂に入ったらあったかい」くらいに当たり前に「優しい言葉やポジティブな声をかけられたら嬉しい」を感じられるような、そんなほんわかとした作品でした。
みあちゃんの優しい語り口がとても心地いい♪

おまけトラックはその短いバージョンといった感じで、ちょっとだけ聴きたい、励まされたいといった時なんかに良さそう。

独りでできるもん こと、独りでできるもんちゃんは何年か前から知っていてとてもかわいい声で大好きなのですが、声と同じくらい好きなのがそのユーモアセンスなんですよね。
ここに収められている400以上のボイスの中には「これ、どこで使うんだ?w」というようなボイスも含まれていて、そういうのが突然出てくるとクスッと笑ってしまいます。
特に「よけいなもの」フォルダにそれらの多くは入っていますが、その1部はサンプルでも聴けるので試しにきいてみてください。
あと「その他」フォルダのボイスも好きです。
収録時間は全体で多分約10分ちょい。
一発ネタ的な楽しさがあります。
あ、普通に使えるボイスも入ってるし購入後は自由に使っていいとの事なので、何かそういうゲームとか?の作品を作ってる人には役に立つかもしれません。
声はかなりバラバラで、ショタっぽいのからかわいい女の子まで、一応「女の子編」という部分から外れない程度でいろんなタイプの声が入っています。

2017年7月から1年間の間に妹スキー大歓喜な作品を3作品リリースした後パタリとリリースが止まってしまっていたオレンジ100%が約4年ぶりに復活!
鳴坂みあ、赤月ゆむ、竹中望 今でも好きなこれらの声優さん達を知ったのはこのサークルだったかもしれません。
ひさしぶりの新作も妹スキーが大満足するような作品になるか?と思っていたらなんだか方向性の変化があったようで、今作は道楽みぃさん演じる同級生の女の子から元気づけて貰える癒し音声作品となっていました。R-18要素は微塵もありません。
サークル主さんが戻ってきたのも、そして今作のような癒し特化音声作品をリリースしたのも、きっとサークル主さん自身が自らを励まし奮い立たせるため。
この4年間の間になにがあったのかわかりませんが、今はウォーミングアップのような時期なのかと思います。
これから再スタートを切る為にとても有効な、聴いていると元気が湧いてくるようなこの作品は、今すこしだけ凹んでしまっているリスナーが再起するのにほんの少しだけ力を貸してくれると、そう思います。

大丈夫。まだやれる。