穂積さんのレビュー一覧

  • レビュアーランキング: 4位
    (役に立った数:1,055件)

  • 投稿数ランキング: 142位
    (総レビュー数:249件)

投稿レビュー一覧

  • 白雪姫と黒タイツ (1) [eBookJapan Plus]
    単行本
    白雪姫と黒タイツ (1)
    御影石材
    495 / 13pt(3%)
    黒川美玲(くろかわみれい)が転入した女子高の人気者は「白雪姫」と呼ばれる美人で清楚なお嬢サマ。
    (20)
    販売日 : 2017年06月04日
    • レビュアーオススメ!

    2017年06月04日

    予想以上に面白いと言うと失礼ですが、嬉しい誤算だったのは確かです。
    予想外その一:熱過ぎる黒タイツ愛
    あとがき曰く「黒タイツはかせる話描けば黒タイツいっぱい描けて色々幸せなのでは?」という欲望で出来上がった作品らしいです。
    なので、黒タイツひいては長身美少女の美脚が大好きなら、条件反射で大好物間違いなしの作品です。

    予想外その二:黒髪ロング眼鏡コミュ障が主人公でありメインヒロイン
    表紙の左の少女が主人公視点で進行します。
    反面、物語の性質上、攻略ヒロインのポジションでもあります。
    背が高くて、目つきが鋭くて、黒髪が暗い印象の少女、おまけに人見知りまで揃ったら数え役満です。
    由緒正しい女子校では怖がられて、同級生女子から敬遠されてしまいます。
    ただ、このステータスはMな野郎が求める踏んでいただきたい女性像とも合致しているのです。
    黒タイツを穿いたその足に踏んでいただくシーンは羨ましいだけでなく、そこに至るまでの難攻不落の城を攻略する過程にも感情移入して達成感に心躍りました。

    予想外その三:白雪姫の凄さ
    清楚で可憐で白雪姫の名に恥じない深窓の令嬢に「普段は」見えます。
    しかし、本性が凄いです。
    凄すぎてギャグです。
    近寄り難いほどの高嶺の花からは想像もつかない一面にギャップで萌えると同時に、親しみ易さが感じられて良い意味で手の届くヒロインに落ちた印象です。

  • シンデレラゲーム(2) [竹書房]
    単行本
    シンデレラゲーム(2)
    安達拓実
    693 / 18pt(3%)
    『クソ生ぬるいッ!』の一喝とともに やってきた闖入者の、下衆沼 その正体は、プライドと羞恥心を賭…
    (40)
    販売日 : 2017年05月21日

    タイトルはシンデレラゲーム2巻としか書いてありませんが、副題で「追い剥ぎポーカー編」と付けても良い内容です。
    1巻は主人公の人物背景からゲーム番組の1~3回戦を描いて来たのから一転、この巻では一冊通して4回戦目の濃厚な心理戦です。
    あとがきで作者様ご自身も「自分もこれ…どこまでゲームを理解してもらえる(中略)必死にわかりやすく描いたつもりですが」と不安交じりに書いている通り、難解です。
    いや、ルール自体は簡単で、聞けばすぐにプレイできる種類の物です。
    しかし、本家のポーカー然り4人の参加者の手の内を読み、顔色を窺い、選択肢を考えつくすと途端に難しくなっていきます。
    語弊を承知で端的に表すなら「人狼ゲーム」に似ているかもしれません。
    ゲームの戦略だけでも難しいのに、参加者は獲得賞金の増加に気を取られ、罰ゲームに恐怖して、さらに追い詰められます。
    なお、その罰とは脱衣です。
    サンプルにも出ている通り4人の参加者は主人公の他に、新体操、チアガール、チャイナドレスとあって元から薄着です。
    しかも、衣服のパーツ分類の関係上、3回で一糸まとわぬ姿になってしまいます。
    美女達は戦略性に目元を険しくし、脱衣を強要されて胸を手で隠しながら羞恥に頬を染め、大敗を喫して恐怖を叫ぶのです。
    心理戦の部分は実を言うと付いて行けませんでした。
    ところが、面白くないかと言うと違います。
    テレビのスポーツ中継を見ていて、詳しいルールは知らなくても熱狂に引き込まれるのと同じ原理だと思います。
    自信たっぷりにカードを伏せ、前半は優位に立ち回っていた美女が思いがけない反撃にあい、焦りに顔をゆがめる一方で、別の美女は勝ち誇ったように漁夫の利をかっさらう、リアクションの数々は見応えがありました。
    そこに美麗な女体美が花を添えて、手に汗握るバトルとエロさが共存しているのです。

  • 大きい女の子は好きですか?(4) [竹書房]
    単行本
    大きい女の子は好きですか?(4)
    愛染五郎
    693 / 18pt(3%)
    女子寮長兼女子バレー部監督としての日々を送る草太。奔放な大柄女性ばかりに囲まれての暮らしは色っぽいハプニング連続!?
    (183)
    販売日 : 2017年05月21日
    • レビュアーオススメ!

    2017年05月23日

    よくバトル漫画であのキャラを倒せば世界は救われて一件落着なんだけど、本当に倒すと作品が終わらざるを得ないから、倒す寸前で足踏みを延々と繰り返したりしますよね。
    この4巻では同様のジレンマを感じます。
    主人公と某キャラが結ばれてしまえば全てが丸く収まるのに、片方は自分の真意に気づいていないし、片方は遠慮しているしで一向に前に進みません。
    ただ、本作の上手い所はその足踏みを利用したストーリーです。
    言うまでもなく、本作はバトル漫画ではなくラブコメ漫画なので、そこには男女の恋の力学が存在します。
    くっつきそうだけど寸前でくっつかない関係は恋多きハーレム女子寮に危険みたいで、火薬庫の中心でキャンプファイヤーしてるような印象です。
    ある女の子はストレスで激太りしてしまったり、女同士でディープに突っ込んだ話をしてみたり、あちこちでバタフライエフェクトが起こっています。
    一方で、本当に本筋に関係ない外伝的短編も入っていて、主軸を無視したからこそできる自由なエロに踏み込んでみたりもしています。
    つまり結論は私も大きい女の子のおっぱいを吸いたいです。

    1人 が役に立ったと答えています
  • ふたつのラセン 中編 [GOT]
    単話
    ふたつのラセン 中編
    match
    330 / 9pt(3%)
    深感覚ガールズラブストーリー激動の最新話!!
    (33)
    販売日 : 2017年05月20日
    • レビュアーオススメ!

    2017年05月20日

    ともかく、極貧の少女が金持ちに人並みならぬ嫌悪感を抱いているのは分かりました。
    もう一つ、富裕の少女が家庭環境に何か問題を抱えている事は分かりました。
    しかし、それ以外何もわかりません。
    ネタバレに配慮しているとかじゃなくて、パズルのピースがあらかた揃っているのに、重要な数個が足らなくて全体像が見えない感じです。
    だからこそ、続きが気になります。
    鬼神のごとく怒る少女がどう落ち着くのか、美しく歪んだ少女が何を語るのか、すごく気になります。
    あと、百合百合しながらも絵的には健全な事に定評のある同作者様にしては珍しく、惜しげもない裸ボディが拝めたのは嬉しい誤算でした。

    1人 が役に立ったと答えています
  • 童貞のボクが美乳お姉さんとHできた理由 [竹書房]
    単行本
    童貞のボクが美乳お姉さんとHできた理由
    きじとらぬこぢ
    638 / 17pt(3%)
    たっぷりナメて…ずっぽり包んで…シゴいてあげる♪
    (24)
    販売日 : 2017年04月16日

    竹書房様では2冊の単行本を1冊に纏めて廉価版として発売する事がままあります。
    本作もその内のひとつで、「弟の彼女とその妹(BJ057668)」と「見つめOUT(BJ034905)」がほぼ丸ごと収録されています。
    なお、完全に丸ごとではありません。
    両単行本のページ数を足して、本作のページ数と比べれば、本作の方が47ページ分少ないのが分かるはずです。
    これは両単行本の描き下ろし分が未収録なので1短編ずつのページ数が減少しているのです。
    元になった単行本を個々に買う意義は残しつつも、描き下ろし分を切り捨てる覚悟があるなら、こっちを買った方が断然お得と言う寸法です。

    「弟の彼女とその妹」
    双子の弟の彼女を主人公(双子の兄)が寝取る話です。
    寝取るっていうか、事実上そうなっただけで、むしろ女性側の押しが強く、主人公の童貞気質の高さもあって、性欲と倫理観の狭間で葛藤する男の顔芸が光っています。
    一方で、サンプルからも明白な画力の高さが黒髪清楚系美人の麗しさ、妹のブルマ尻の魅力を存分に堪能できる良作です。

    「見つめOUT」
    目が合った女性と問答無用でHできる特殊能力を得た男の話です。
    能力を取得する過程が唐突過ぎて自分でも使いこなす事ができず、翻弄される姿がコメディ的で気持ちよく見られます。
    能力にかかった女性の淫行衝動が強すぎるため、半ば逆レイプみたいになってしまうので、美女に迫られたい願望を持っている人にお勧めです。

    1人 が役に立ったと答えています
  • 魔王の秘書 1 [アース・スター エンターテイメント]
    単行本
    魔王の秘書 1
    鴨鍋かもつ
    660 / 18pt(3%)
    Twitterで話題を呼んだ魔王と秘書のJRPG風ファンタジーギャグ、ついに登場!!
    (1,026)
    販売日 : 2017年04月15日

    作品側はもちろん、私もジャンルタグに[ギャグ]を入れています。
    確かにギャグなんですけど、すごい真面目に綿密に考えています。
    あれです、数学ではお馴染みのマイナスにマイナス掛けるとプラスになるみたいなものです。
    RPG世界の魔王および魔物達がそもそも非合理で破綻した存在であるがゆえに、そこに合理的すぎて狂気な存在(人間族の秘書)が入り込んで、一つ一つ丁寧に「そこがおかしい」って真顔で指摘していくと結果的にギャグになっているのです。
    魔王軍に現代日本みたいな雇用形態を提唱し、労災だの残業だの求人募集だの言い出すせいで、魔王様は戸惑いまくってはいるものの、一理ある論理のせいで鮮やかに論破される流れがシュールさを際立てています。
    また、異形の魔族だらけの城の中で、事あるごとに睨まれているにもかかわらず、顔色一つ変えない秘書のスルースキルはヤンキー集団に放り込まれた優等生みたいで、どうにかして堕としてやりたい衝動に駆られます。
    一方で、終盤に行くと、秘書が何故そこまで冷徹に人類を裏切って魔物側に献策できるのかバックボーンが明らかになり、今までもギャグが嘘のようなシリアスな雰囲気が垣間見え、狂気の裏にある哀愁を感じ、やはり彼女は真剣なんだと再確認させられます。
    ただ、地味に最大の見所だと思うのは秘書の上目遣いです。
    魔王と秘書は倍以上の身長差があるので、見上げる構図が頻発し、理知的で冷ややかな態度の眼鏡美人がロリのように遥か上の相手に話す感覚が一種のギャップ萌えです。

    33人 が役に立ったと答えています
  • ぱい☆パニック ~挟まれたデカぱい~(フルカラー) 8 [ソルマーレ編集部]
    単話
    ぱい☆パニック ~挟まれたデカぱい~(フルカラー) 8
    inkey(画), 和泉万夜(作)
    73 148 / 2pt(3%)
    50%OFF ~6/6 23時59分
    【本作はフルカラー版となりますので、ご購入の際は十分ご注意ください。】オフィスに突然鳴りひびく火災警報!
    (143)
    販売日 : 2017年04月02日
    • レビュアーオススメ!

    2017年04月02日

    今回のヒロインはいかにも女スパイ然とした黒のボディスーツを着た謎の美女です。
    しかし、スパイっぽい見た目に反して中身は純情少女のようで、主人公の起こす破廉恥ハプニングに翻弄されまくりです。
    しかも、前話とか前々話とかでは忘れられがちだったタイトルの「挟まれたデカぱい」の部分が復活したと言うか、狭い空間に裸の美女と挟まってしまって豊満な胸が押し付けられる感触を大いに想像できる内容となっています。
    逃亡する女体の躍動感、追手が迫る緊迫感、それをぶち壊す馬鹿なラッキースケベ、でも最終的には満更でもない美女の笑顔がホッとするライトな作品です。

  • 女主任・岸見栄子(1) [竹書房]
    単行本
    女主任・岸見栄子(1)
    小武
    693 / 18pt(3%)
    ちっぱい巨尻ッ
    (64)
    販売日 : 2017年03月22日
    • レビュアーオススメ!

    2017年03月23日

    「美人OLがHな接待で契約を勝ち取る漫画」と言えばありきたりに聞こえますが、端的に表わすならばそれで相違ありません。
    ただ、個人的には同種の漫画の中では群を抜いた傑作だと思います。
    少女のように恥じらいを忘れない俯き加減の顔色、それでいて行く時はグイッと前に出る度胸、でも身を削る業務内容に悩んで離職も考えてしまう乙女心、かと言って与えられた職務を目の前にすると躍起になる真面目さ、絶妙なバランスでビッチじゃない美人OLが完成しています。
    上司に肉体接待を強いられる女子社員なんて、一歩間違えれば会社命令と言う形の脅迫であり、悲痛な表情で自身の運命を嘆く展開も有り得なくないのに、本作はそういった悲壮感が一切無く、むしろ能天気ですらあります。
    恥ずかしがりながらも仕事には熱心で、明るく元気な性格ゆえに意外と性的接待をエンジョイしているように映るのです。
    その一方で、守るべき最終ラインは守り、チラリズムにとどめている辺りが想像をかき立てて色気をより一層増しています。
    個人的には「エアコン故障」の話が一番好きです。
    汗で湿ったブラウスから透ける下着、普段はお堅い同僚OLちゃんのガードも緩む蒸し暑さ、暑さが熱意になったのか普段よりも急接近して大胆にプレゼンする主人公OLなど臨場感たっぷりで素晴らしいです。

  • ふたつのラセン 前編 [GOT]
    単話
    ふたつのラセン 前編
    match
    330 / 9pt(3%)
    『見つけた!』迷子の幼子の保護者を捜す少女たちの耳にふたつの声が響く。
    (35)
    販売日 : 2017年03月18日

    「ハートのおくりもの(BJ091608)」の百合カップルと同じ学校に通う、別の女子生徒の話です。
    「ハートのおくりもの」も活発な黒とインドアな白と言う対比構造が印象的な作品でしたが、本作も天と地のような両極の生い立ちが序盤から鮮明です。
    一見すると一生接点が無さそうな少女2人の出会いを描き、その流れで謎めいた関係の一端を匂わしているのがこの前編です。
    こういうシリーズ作品の前編に共通した宿命として、ここまでの内容では善し悪しの判断はつきにくく、言ったとしても早計のそしりを免れないはずです。
    しかし、それでも断言できるのは持てる者の施しに甘えず、きっぱりと断る事のできる気の強さと芯の強さは尊敬できると言う点です。
    そんな少女がなぜ気を許して、百合カップルにまで昇華したのか続編に期待が膨らみます。

    2人 が役に立ったと答えています
  • ハートのおくりもの 後編 [GOT]
    単話
    ハートのおくりもの 後編
    match
    330 / 9pt(3%)
    機械の心臓の充電が切れ、階段から落ちる黒を救おうと彼女に飛びつく白。消え行く意識の中、黒はある過去の記憶を思い出すのであった…。
    (44)
    販売日 : 2017年01月16日
    • レビュアーオススメ!

    2017年01月18日

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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