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使用する波形編集ソフトは特に指定はないので、好きなソフトで応用出来るような説明になっています。
編集のための基本サンプルファイルも付属してありますので、実際にテキストの通りになぞるのも楽です。
まず音の理論的な説明から始まりますが、かいつまんでいるので退屈ではないです。
むしろ日常的に聞く音の「どうして私たちは音をああいうオノマトペとして表現しているのか?」という疑問に答えていて、そういう側面からも興味深いです。
7章の『マリオのコイン音の作成』、これが一番の目的で購入したようなものですが(笑)
著作権的な配慮があるのか、ほかのサンプルと比べて一手間かかるのが少し肩透かしでした。ただ、作成のヒントは十分にあるので気力があればきちんと作れます。
もしかしたらいわゆる音屋さんには基本的な事項なのかもしれませんが、少なくとも門外漢の私にとっては興味深く、またわかりやすい説明でした。
現実には存在しない効果音を作るにはきちんと想像力を働かせなくてはならないという心構えを教えてくれるのもよかったです。
2014年06月24日
ゲーム製作の舞台裏、主にプログラム的な側面から解説しておられるテキストです。
どういう構造、どういった実装(といってもコードの記述はないのですが)でゲームが作られているかという具体例は非常に参考になります。
単なる利点を示すだけでなく、欠点、反省点もしっかり挙げているところがよいですね。
プログラムだけでなくゲームデザイン、レベルデザイン的な側面からも解説が欲しいなとは思いましたが、価格、分量を考えるとこのくらいが妥当なのでしょうね。