五十六的鑒賞一覽

漫画アシスタントの舞台裏を暴露する総集編三冊目。相変わらずキレキレで面白いです。
漫画を描くだけじゃないアシスタントの仕事、デジタルになって手間が減ったはずなのに余計にハードルが上がったアシスタント募集、在宅アシスタントのトラブルに電子書籍浸透によるマンガ業界の危機など今回も厄ネタばかりですw

アシスタントとマンガ業界の明日はどっちだ?

漫画アシスタントドキュメントの総集編第二弾。
第一弾が面白かったので買いました。第一弾を気に入った人は合わせて購入して問題無いです。

職場の内部だけでなく世間の風当たりも強いマンガ業界。仁義なき世間の荒波に耐えてアシスタントパンダは今日も生きていきます。

ところでこの手の仕事ってよく「好きでやってるんだから・・・」とか言われますが日本には職業選択の自由があるのですべての社会人は自分で選んでその仕事をやってるはずなんですけどなんでオタク業界ばっかりそう言われるんでしょうね?隣の芝生は青いもいいところですね、だって会社員は「働けばちゃんと給料が出る」んですから・・・。

ジャンルで言えば「まんが道」や「バクマン」のような「漫画家漫画」、または「職業系実話ドキュメント」となるのでしょうか。アシスタントの視点から割と生々しい話が描かれていて、総集編ということでタップリと読めます。

可愛い絵柄に対して内容の大部分が職場の不満という感じなので読後感は「うわぁ・・・」って感じになるかもw
逆に言えばこれくらい絵柄が可愛く無いと中和できないとも言える?

この手のジャンルが好きな人にはオススメです。あと漫画家を目指している人にはぜひ読んで欲しいかも?夢だけじゃ世の中生きていけないんですよ・・・。