ふじむら的鑒賞一覽

短い作品ながら、石化のツボを押さえた良作だと思います。

手足から徐々に石化が進み、困惑と恐怖がないまぜになったまま固まっていく、という石化の手本のような内容。

やや不条理な展開もまたホラーめいており、不可思議であるからこそ少女が元に戻ることもないという恐ろしさも感じられます。

女の子が石化する、といった以外の要素はほとんどありませんが、足元から徐々に石化したり、女の子の差し迫った声色など、石化好きならピンと来る要素が随所に見られます。

一本一本の作品は短いながらも、ツボに入るところがたくさんあり、何度もループしてみてしまいます。