お前のDL作品を数えろ！さんのレビュー一覧

チョロ可愛いはちょっと言い過ぎかもしれませんが、、最初は自他共に認める堅物風紀委員長から、癒し部にどっぷりつかって癒しに励む最初と最後の姿のギャップがもう、可愛すぎました。

最初は癒し部ではないというキャラ付けも異色で、ちょっとイヤミ感ある風紀委員という立ち位置ながら、癒し部に興味を覚えて更にハマっていく様子が可愛く、親しみを感じるキャラでもありました。真面目過ぎるがゆえに、自室に聴き手の主人公を招き入れた際に勘違いと暴走を繰り返す様子も微笑ましく、本シリーズ随一のコメディエンヌ的な側面も面白かったです。ちょっと変わったところでは、もともと部外者だったもえの視点から、癒し部がどういう存在だったかを語るというのも、シリーズの積み重ねを感じられました。

戸惑いながらも癒しについても真面目で、癒し部に所属してからの、マッサージなんかは、本人も意識して相手のことを想って行っていて、その点でも好感度高かったです。

ゆるふわという触れ込みの後輩キャラで、確かにふわふわとした掴みどころのないキャラではありますが、ぼちぼち自己主張なんかも強くて、、ちゃっかりした女の子のイメージがありました。ただ話し方なんかがふわっとしていて、脳みそが蕩けるようなあまあま感は確かにありました。

最初こそ癒し部の常連と化した、、聴き手にちょっと懐疑的に接するこのは(一人称が上野なのでちょっと違和感、、)ですが、段々と懐いてくると(ある意味癒し部らしい)大胆な接し方も増えてきます。寝かしつけなんかは、ゆるふわな成雰囲気と相まっての癒し効果抜群でした。

精霊から人間への絶望で魔王に堕ち…とバックボーンはキャラクター紹介の通りですが、そんな重ための背景は微塵も感じさせないデレデレの魔王ですこの人。。庭園の世話と聴き手の勇者への献身とイチャラブ生活を満喫している、スローライフ感が癒しになりました。

屋外であることを感じさせる効果音の心地よさだけでなく、ストーリー性にも聴き応えがありました。結局、平和に世界征服していそうな魔王様ですが、勇者の両親へのあいさつがまだだったことに慌てる様子とか、、可愛すぎでした。。

自称クールで大好きな聴き手の兄を癒そうとする真姫亜の執事奮闘記、といった感じの作品でした。自称なだけあり、、クールに振舞おうとする真姫亜ですが、兄のことが大好きなあまりに、可愛く懐いてくる雰囲気の頃を、頑張って背伸びして執事っぽくあろうとする感じに見えます。

そして、そこが可愛いです。。

両親の馴れ初めと同じように執事として接して、そこからあわよくば恋人同士にというちょっとした妄想や、勉強を頑張っていることをアピールしたりと、健気で無邪気な妹ぽい可愛さを楽しめます。もちろん執事としての癒しも、しっかりとご奉仕をしてくれます。

最後は妹に戻って添い寝のおねだりなので、可愛さが前面に押し出されていたと思います。

本作ではシリーズでは珍しく(初?)、最初は癒し部ではないところからスタートです。聴き手のASMR好きに興味を抱いて癒し部の体験入部からスタート。そのため最初はぎごちないムーブが多いですが、それが初々しく可愛らしい感じでもあります。

話し方や雰囲気がちょっとギャルっぽいというか今風な感じ全開のまどかですが、癒し部に染まって、聴き手のたらしっぷりにちょっと嫉妬ぽい感じになってみたり、告白されたことを不本意だと愚痴ったりと、友達感の距離が詰まっていく様子が面白かったです。そのためのツールと言える癒しにも積極的になってきて、膝枕にも(そんなに)照れなくなったりと成長も見れます。。

最後にはお泊まりになった聴き手を寝かしつけ(残念ながら添い寝にあらず)で、癒し部らしくなってきて、かつ友達からちょっと一歩近づいた甘酸っぱさがいい終わり方でした。

常に自身無げで自虐的なセリフが多い絵空ですが、オモシロセリフやツッコミ、軽妙なセリフも多くて面白い子でもありました。とりあえず、お前のようなモブがいるか。。

癒し部作品も数が増え、世界観が確立されてきた感じの話題もありましたが、基本的には独立しているので、本作から聴いても問題なしです。

最初は自信なさげに、聴き手に対して練習台になってもらっていると負い目を感じている立場から、おっかなびっくり感がありましたが、徐々に自分から歩み寄ってきて、積極的に癒しにかかる成長感も面白かったです。

鼓膜奥のマッサージが得意というだけあって、深めの効果音が多かったと思います。

ほぼ初対面から始まるキャラということもあって、距離が縮まってきてのデートシーンや、最後は告白(っぽい)シーンまであり、癒しにして青春ドラマ感も特徴的に感じました。

タイプの違う双子の、軽妙なやり取りも面白い癒し作品でした。
人懐っこいあみと、人見知り気味なみあという対照的な二人ながら、癒しには積極的で、聴き手の主人公を取り合いになるようなシーンもしばしばで、どちらかというとみあの方が食い気味になるときが多かった気がします。明るく騒がしい感じながら、姉としてしっかりフォローするあみというシーンも多くてほっこりします。窘められるときも多かったですが。。

癒しも、耳かき、泡洗浄、オイルマッサージと鉄板な内容の連続で、吐息やささやき声も加わるので、眠気に包まれてしまいます。仲良く左右から話しかけられ、効果音も相まってとても気持ちよかったです。

福圓美里氏の柔らかく穏やかな声色が特徴の執事さんです。執事という少しキリリとした感じを持ちつつも、姉の優しさが両立しています…食事を食べさせてくれるあたり、あまあま感が強いかなと思います。メイドさんではなく執事ということもあって、生活だけでなく勉強や執務のフォローもしてくれる、というのが面白いところかと思います。

個人的には、執事≦姉、の感じで、世話焼きと甘やかしに執事風の凛々しさがまぶされている感じでした。添い寝などは姉のように甘やかし風に接しながらも、夢の中でも仕えると言ったり、天寿を全うするときも一人にしないという、柔らかいながらも忠誠心がもう、かっこよかったです。

23時間のトラック量は伊達ではなく、、聴くのに数日を要しました…圧巻の癒しです。環境音、マッサージ音はもちろんですが、野菜を切ったり漬物を漬ける音といった珍しい音も心地いいです。かじる咀嚼音も小気味いい。

癒しの音の心地よさはもちろんのこと、うっかり屋にしてちゃっかりな妹の鈴花と、おっとりしつつしっかりした姉の沙蘭という対照的な二人のやり取りも楽しかったです。

癒しの音集めも妥協なしの量とクオリティです。テープや粉といった、珍しい音も気持ちいいです。個人的にはスタンダードなマッサージと美容液マッサージが、特にお気に入りになりました。

他にも癒しの音が満載です。お気に入りの音が必ず見つかると思います。

古賀葵氏の声は大人びたキャラやクール系に慣れていたので、明るい可愛い系は新鮮でした。そしてその声で懐いてきてイチャイチャ感が多い交流が楽しめます。

添い寝は後半にまとまっているので、前半はえりかと楽しく遊ぶがメインになっている感じです。新人と謙遜しつつも距離の取り方が近いので、友達感覚で遊んでいる雰囲気になります。それでもお医者さんごっこは斜め上でしたが。お腹の音を気にするえりかが可愛いです。

添い寝や癒しはえりかなりに真剣で、特に前半のなでなでは緊張をほぐそうとすると同時に、彼女なりに癒そうとする気持ちが伝わってくる感じがしました。