新着レビュー

癒やしあり、サスペンスありで感情の乱高下を楽しめた。
甘い関係から始まって、物語が進むごとに一方的な重い愛がどんどん溢れ出してくる部分がしっかり構成されており、彼氏視点だと包みこんでくれるような全肯定彼女、聞き手としてはいろいろ考察できるところがあったりして別の方向性で楽しめるのがとても良かった。
1つの作品で様々な視点、キャラクター像を想像できます。
次回作もぜひお待ちしています。

ASMRは手広く浅く色んなものを聞いてます。普段は主に睡眠導入にしてます。
トラック1のマッサージは結構緩急が早くて「睡眠用というより音を楽しむものかな?」と思っていたのですが、トラック2の耳かきに入ると泡での洗い流しもゆったりとしており、パチパチとした特有の弾ける音も刺さる感覚がなく丸い音のように感じられ、心地が良かったです。声は少なめで左右や音が変わる際にこそっと呟く感じ。耳のふちや耳たぶの洗い流しも丁寧で音圧で痛くなるような感じは一切なかったです。ちょうどいい感じ。
トラック3では完全に寝落ちしてしまいました。睡眠導入に使うならこのトラックだと思います。タッピングの中でも色んなもののタッピングが収録されており、一つ一つを紹介してくれるのですが、さすがは指弾きベーシストと言いましょうか、リズムが心地よく音色も意識を刺激しすぎない、かと言って埋もれない絶妙なものをチョイスされてるように思います。波音で脳が揺蕩う感覚は味わったことがありますが同じ感覚をタッピングで味わったのは新鮮でした。安らげます。
ハッと起きたらトラック4に移っておりかのんさんの地声が。
たまにしか聴けない声ですが、今回は結構長く喋ってくれており、たまらなない人にはたまらないと思います。とても良かった。
コード読み上げはたしかに1番セクシーかもしれないです。FとGの時の声がオススメです。

全体的にいい音でした。かのんさんの声を楽しみたい人には物足りないのかな?と思う一方で、かのんさんに寝かされるという貴重な体験を確実に提供してくれていると思います。寝られます。
地声かのんさんのファンは絶対買った方がいいです、買わないと後悔すると思います。
私はタッピングが特にお気に入りになりました。睡眠導入に今後も使わせてもらいます。
ナチュラルに感じられる音を拾って集めてくれてるものは探すのが大変なので、それだけでも必聴の価値ありです。

毎日、遅くまでお仕事をしている...
理不尽な事が多く、頑張りがなかなか認められない...そんな貴方へ

横になって、この音声にその身を委ねて下さい...
羽根のように体が軽くなります

お姉ちゃん寄りの恋人が、優しい声で癒してくれる作品で
抱擁した時の温もりや髪の毛を乾かしてもらっている時の、こそばゆい感じを体験できます。
極めつけはご本人のピアノ演奏
同棲というシチュエーションで慰め癒される状況に
ドキドキして眠れないと、油断することなかれ!
かくいう私は、夜寝ながら聴いた場合
確実に「おやすピアノ」で寝かされるのである。
彼女の指先から奏でられるピアノの旋律は、現代社会で疲弊した脳髄をも解してくれる。

おやすみピアノだけのボーナストラック30分もあるので
長く聴きながら眠りに就きたい時にも最適!

橙里セイを知らずに本作品を聴いてから、配信やアーカイブを視聴する場合
普段の彼女は、とても元気一杯の配信をしているので
そのギャップに驚かれるかもしれないが、それも魅力の一つであります。

この作品は恋をテーマにした音楽作品集です。全部で12種類もの曲があり、ボーカルありが6種類、カラオケverが6種類となっていました。六者六様の恋という事で一曲ずつ別の恋を表しているようで一曲一曲に違いがあり、飽きにくい作品でした。聞いていて、切なく、楽しく完成度が高い作品でした。恋の音楽好きの方におすすめの作品です。

この作品は明るい感じのする曲がいくつか収録された音楽作品集です。概要からも分かるとおり、レトロな感じのする作品です。全体的にきれいなメロディの作品で、10種類すべての完成度が高い作品でした。私は『with you』という曲が好きです。聞く人の好みにある作品が少なくても一つもあると思うので聞いてみるのをおすすめです。

「私はいつでも君の味方だよ。」の煽りで始まり、不穏な紹介文やタグが並んでいる本作。

甘々な日常がトラック1,トラック2と続き、トラック3で不穏な気配が漂い始まります。トラック4で「これってつまり『ファイトクラブ』ってこと?と思って聴き進めてたのですが、トラック5で「『ゴーン・ガール』の方か!」となり、トラック6で「実は『ドラゴン・タトゥーの女』だったかもなあ」というのが1周目の私の感想です。

...正直『ゴーン・ガール』を思い出したので無理やりこじつけました。ごめんなさい。

何はともあれ解釈が分かれる(ことを意図して作られた)ボイスだと思います。

私なりの解釈ですが、「いつでも君の味方」の真意が、幼馴染がその約束を守るために何をしているかがほのめかされるトラック5でガラッと変わってきます。
そのうえでトラック6(実質的なエピソード0)を聞くと、やっぱりそういうことか・・・?となりました。

解釈の余白として一番面白いなあと思うのは、君(主人公)が幼馴染についてどこまで知っているのかが明かされないところにあると思います。
「君は幼馴染の彼女に救われたい」し、「幼馴染はいつでも君の味方」なはずですが、君の味方になれるのって君に味方が必要な時だし、トラック6はただの偶然の再会なのか、トラック5で君はどこまで彼女の声が聞こえていたのか、純愛とは何で、狂気とは何なのか。
何も気づかない君でいることも、全部知った上で受け止める君でいることも、聞き手が選ぶことができるというのが作意なのかなあというのが私の解釈でした。

難しいことは全部忘れて甘々な日常ボイスとしてトラック6,1,2を楽しむも良し、ヒヤッとするサスペンスとして周回して楽しむも良し、自分なりの解釈を整理してうんうん唸ってみるも良しと色んな方向から楽しめる作品となっています。そしてもちろん瑚白ユリさん独特の声が良いのでとても良いです。