Oct-16-2023
イメージとしては自分はベッドに横になっていて、その隣には左右にそれぞれ双子メイドがいて、これから眠ろうとしている時に双子のメイドが左右から語りかけてくれて現実ではない夢の世界に連れて行ってくれるという、そんなタイプの催眠音声作品です。
たまたま元から名前が似ている羽澄愛さんと葉月ゆうさんが双子の姉妹「はずみ」と「はづき」となって、心地いい気持ちいい言葉をかけてくれたり手を握ってくれたりして安心させてくれるので、この音声を聞いているうちにぽかぽかと気持ちよくなっていつのまにか寝てしまう、そんな作りになっていますね。
2人ともかわいくて癒し系の声をしているので聞き始めてすぐに自分は夢見心地な気分になれたので、全編を通して聞いたのは朝になって目が覚めてからでした。
SEは必要な時にイメージを膨らませるために少し使用しているくらいで作中のほとんどは2人の声のみで構成されているので、枕元の左右に2人がいるというイメージで聞くことが出来ました。
ところで今作はシナリオを葉月ゆうさんが担当しているのですね。ゆうさんは童話の絵本を書いたこともあると以前言っていたのですが、今作の作りはそんな絵本の読み聞かせにとても近いです。
寝かしつけ催眠音声であると同時に、対象年齢を限定しない「絵本の読み聞かせ」という側面もありますね。
タイトルに偽りなし。ダウナーロリ系のお嬢様に甘々に溶かされた。
★秀逸なシチュエーション
お嬢様という身分は、基本的に身勝手に振る舞えるように見える。
一方で、身分というしがらみに囚われ、自由にできないことも多い…特に恋愛においては。
『ロミオとジュリエット』の時代から続く王道的なシチュエーションだ。
本作品では、そういったお嬢様の二面性がしっかりと描かれている。
東雲ちゃんは執事である私に好意を抱いているが、そこには身分の差という壁が存在する。
そのしがらみの中で行われる、秘密の耳かき。そこには、背徳感というよりも自由な恋心の輝きが際立つ。
★環境音へのこだわり
環境音が極めて自然に挿入されており、これが空気感を高めてくれる。
耳かき音やオイルの音もさることながら、寝返りをうつ際に布が擦れる音等もしっかり挿入されており、没入感が高い。
細部へのこだわりが感じられる仕上がりだ。
★癒やしのダウナーボイス
心を落ち着かせるダウナー系の声質。安眠に誘う大きな要因の一つとなっている。
特に囁き声には、1/fゆらぎでも含まれているのかという癒やしの効果がある。
運転中に聞くのは危険だろう。
★まとめ
タイトルに偽りなし。シチュエーションと音で没入感を高めた上で、ダウナー系の声質で甘々に癒やしてくれる。
今後も睡眠導入のため活用していきたい。
2時間くらいの音声作品。このボリュームにしては価格が良心的。
山々に囲まれた不思議な旅館 (猫屋敷)で少女(茶虎)にいろいろと癒してもらう。
声優は飯野かなさん。ゆったり落ち着ていながらも可愛らしい声で、関西弁もいい感じだった。
シチュエーションは耳かきなど、この手の作品ではオーソドックスなもの。
上手く言葉で表現するのが難しいけれども、他のサークルさんには無いやさしさと柔らかさがある。
サークルさん過去作のレビューでも、声優さんの声が柔らかくてイイ感じだった。との趣旨を書いたが、それは今作も同じ。
似たような作品が溢れるASMRの中で、他作品との差別化ができていると感じた。
私がDLsiteさんで投稿したレビューの履歴を見返してみたら、☆5&オススメをつけた作品は1割か2割くらいだったが、その1割か2割に入る作品。
オススメ!
両隣からの全肯定攻撃が炸裂!
フリートークで葉月ゆうさんが言ってるけど、本作は声優お二人がお二人自身の役でしかもメイドさんだから「ご主人様」呼びで全肯定でめっちゃ肯定してくれる。
褒めてもくれるけど、それ以上に肯定。
そして所々催眠音声。
極論言ったら「できるできるぜったいできる!」みたいな感じの根性論なのだが、かわいらしい声で両隣から言われると癒しになる。
ささやきとは違う距離感なので耳がゾクゾクするわけではなく、それ故にしっかりと聞き取れて癒される作品だった。