Nuevas Reseñas

音声作品初心者です。
最近の夏は暑すぎる……のですが、この作品は暑いんだけどクーラーなしで過ごせていた時代の、爽やかな潮風が心地良い日本の原風景を感じさせてくれました。

--- 以下ネタバレ ---
明るく振る舞うたたみさんと楽しく過ごす作品かと思っていたら、Track 4の「めしあがれ」に含まれる緊張感で一気に引き込まれました。
寝る間際になって、1回目の「それでは、おやすみなさいませ」では(今日は楽しかった!わたし上手にやりきったよおばあちゃん!)という気持ちだったのが、2回目はこんなに楽しかった今日が終わってしまう寂しさ、3回目は諦め切れなさと悲しさと、同じ台詞なのに異なる感情がすごく伝わってきました。
3回の「それでは、おやすみなさいませ」とその後の会話で、おばあちゃんが居なくなってからこれまでずっと頑張った来たんだね………と切ない気持ちにさせ、たたみさんを褒めてあげたい気持ちをいっぱいにさせてからの、それに答えるようなお兄さんの"良く出来ました"という返答は、自分で伝えられたような気持ちになりました。
良いヘッドフォンを持っていても取り回しが面倒で、普段はAirPodsばっかり使っていたのですが、SEも含めて目を閉じて世界に入り込んで楽しむ作品と思いました。(SEもこんなにちゃんと定位してるんですね…びっくりしました。)
Track 7とTrack 8の間に たたみさん寝息ループアペンド欲しい。続編で冬にコタツでたたみさんと過ごすバージョンも出して欲しいな…。

ヤンデレ娘・大鳳が指揮官のあなたを耳かきで癒してくれる作品です。とくに、他の艦隊に指輪を渡したことに詰め寄ってくるお仕置き耳かきは必聴です!小刻みにどんどん奥へ奥へ責められるゾクゾク感が最高でした!また、前半の心地よい耳かきと後半の尋問お仕置き耳かきのアタック音の対比が、とても素晴らしかったです。
そして、重い愛を耳元で囁かれながら添い寝させられるあまあま?な空間もたまりません!!

個人的に、声優の石見舞菜香さんのしっとりとした素敵な声が好きで、出演されている作品はよく購入しています。
今回のヒロインである冬さんとして演じていた石見さんの声は、シナリオにあっていてとても良かったです。
他の音声作品以上にシナリオがしっかりしていて、集中して聞き入ってしまいました。
素晴らしい作品を、ありがとうございます。

めぐみさんの代名詞とも言えるハグから始まる癒しはどれも優しさを感じる事が出来ます。

頭皮マッサージと耳のマッサージは指の動きが心地良く、特にトントンと指先で叩く音の響きが柔らかく、骨と頭皮に染み入る快感を味わえます。
ユニークで印象深かったのはマッサージガンと氷嚢でのアイシング。
マッサージガンの軽快な駆動音と振動が伝わる様な低めの音があちらこちらに移動して行き、気が付けば眠りに落ちていました。
氷嚢はサワサワと擦れる音が現実感を。タプタプと水の揺れる音は量感がありながら幻想的ですらあります。

ハイクオリティな癒しの音はいわずもがな。
足音やカバンを置く音等の主役にはならない音も説得力があって、表情や仕草が見えるようでめぐみさんが近くにいる事を意識出来ます。
可愛らしさと優しい声が加わり、どのトラックも作中のご主人様同様に微睡んでいく事請け合いです。

添い寝での一日が終わってしまう事への寂寥感の吐露からのハグはめぐみさんファンには最高のシチュエーションと演技だと思います。
甘やかし好きなメイドさんに癒されたい方は是非。

若山詩音さん演じる橘みなるの彼氏になった"きみ"は、彼女からのお願いを聞くことに...
彼女からのお願いとは、メイクさせてというものでした。
本編となるメイクパートでは、橘みなるちゃんに彼女の夢だった化粧をされちゃいます。
メイク音はこのために新規収録されたものでとても本格的です。

メイクについての詳しい説明や、リアルなスキンケアやメイク音、みなるの語り等しっかり描写されています。
微かに聞こえる息遣いが近くにいる彼女との距離感を感じさせられてとても心地いいです。
"きみ"がメイクしてくれて喜ぶ彼女はとってもかわいらしかったです!

自分の願いが"きみ"に受け入れられるか不安になる場面もあり、
葛藤とその想いを受け入れた先には、みなるがよりいっそう可愛く思えます。

少し変わったテーマの作品ですが、本格的なメイク描写と丁寧なドラマ、若山詩音さんのかわいい彼女の熱演と完成度が高くオススメです!

レトルゲーム風と謳っているように、全体的な雰囲気はFCのような作りをしていますが決してつまらないわけでなく、同人RPGとしてはかなりの高バランスでまとまったゲームとなっております。

初めに主人公のパラメーターを自分で決めるのですが、この時点でどのような役割にしたいのかを決めます。その後、主人公以外のキャラを2人選ぶ事ができるのですが、ここが重要で、足りない部分を補えるようなパーティーを組むもよし、あえて苦難の道を進むもよしと何度でも遊べる作りになっているのです。アイテムの持ち数が少なく、少々面倒な部分もありますが、そこもTRPGらしい取捨選択と相まっていい塩梅の面白さになっていました。

ホラー要素はそれほどきつくは無いのですが、敵に追いかけられる場面とかは結構怖かったです。