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看取りという見守っていく状況を表現した、
死期が近づき去り逝く自分に優しく寄り添い、身の回りのお世話をして積み上げた精神的な緊張や残り僅かな寿命の行き止まりに向かってしまう恐怖や不安を取り除き、心を支えてくれたうえで穏やかな最期の時を過ごす体験ができる素敵な作品です。

全体を通じて血圧測定や炭酸の泡の音やマッサージの打音、囁くように話しかけるシチュエーションと耳から入る心地よい刺激が首や肩、全身に凝り固まった気持ちや力みを溶かしてくれる脱力感を与えてくれます。

測定では実際の血圧計や体温計を用いた計測終了の音、シャンプーでは耳の近くで聞こえる発泡音とリアリティを追求した作り込みがこだわりを感じました。

看護師の経験がある瀬島さんが普段リスナーさんが楽しんでくれるように明るく活動している一方で彼女が考える「看取り」についての想いや優しさが詰まった作品でもあります。

この優しいASMRが1人でも多くの人に聴いてもらえますように。