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嘘には様々な感情が宿る。ポジティブなもの、ネガティブなものなど様々で守ることや傷つけることもできる、人が扱う力の中でもかなり強力なものと言えるだろう。だからこそ嘘とはどんなものであれ簡単に捉えるべきものではないもののはずなのだが。
このお姉さんは違った。嘘に求めているものがほとんどなく、デメリットが無ければメリットもないため嘘が完全にこのお姉さんのおもちゃになっている。
いや少し訂正しよう。おもちゃにっているのは嘘と聞き手だ。
そんなわけで本来人間関係に欠かせないが煩わしくもある嘘という要素をなんの気兼ねもなくただ聞き流すことのできるこの音声作品はどこか不思議な魅力を持っているのは間違いなく、お値段もお手頃なため新しい風を自分に向かい入れたい人は買ってみると良いかもしれない。