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「異世界転生したら呪われた腹黒狐王子アヴァリスに執着されました【おやすみASMR】」 へのレビュー

    • 2024年04月19日
      記憶がない、状況が何も分からない、自分以外誰もいない、どうしても眠れない。そんな環境下に置かれたアヴァリスの前に突如として現れたヒロインと手探りの交流をするお話です。

      タイトルに「呪われた」とありますしこの状況はアヴァリスの罪に対する罰のようにも思えます。悪夢にうなされながら謝罪の言葉を口にし、記憶を取り戻したいのにそれを恐れている。バックボーンや結末が気になりますが作中では明かされていませんので聴き手が各自で想像する形になっています。耳舐めや抱擁などヒロインに触れることで記憶の切れ端が浮かんで消える描写は面白いなと思いました。

      トータルで聴いているとウトウトしては目覚める、の繰り返しでした。獣人状態で尻尾を触らせてくれるところ、狐の状態のアヴァリスをヒロインが抱きしめて声が近くなるところがお気に入りです。サワサワモフモフのSEはありません。

      理想的な王子様ですが無意識に強欲さがちらつく場面もあり、不快な感じの腹黒ではありませんでした。自問して葛藤して怯えて縋ってくる魅力的な人物となっています。特に何もしてあげられないけど寄り添って眠りにつくことで少しでも心が安らかになればいいとヒロインも思ったのではないでしょうか。
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