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3作品全て聴きましたがテイストが一等独特の仕上がりだと感じました。誰を信じればいいのか、誰の言葉が真実なのか。分かっているのは義兄たち全員がヒロインを欲しがっていることくらい。誰かが選ばれるまでは抜け駆け禁止の話し合いがされています。逆ハーだわ困っちゃう!とはなりません。今回の義兄二人はヤバいです。

引っ越し当日に階段から落ち翌日に目覚めたヒロインは後遺症はないもののほぼベッドから動けません。この時点で不安しかないです。

五翠さんは無邪気で騒がしいくらい元気な人です。ヒロインを運命の相手だと信じて疑わず好意を隠しません。前世で恋人同士だったと言いますが、はてさて。恍惚とした可愛い声でヒロインを褒めまくり前世の思い出を語る場面は一方的な夢物語を聞かされているようでした。もうナンノコト?状態です。不安を覚え前世からの運命の相手、と言葉を繰り返すなど幼児性が随所に見られます。

影四朗さんは掴み所がなくミステリアスでした。何か核心的なことを尋ねても「さあてね」のスタンスです。五翠さんとは幼少期から付き合いがあるだけあってフォローするのが板についています。お粥をハフハフ食べている時の声は不覚にも和みました。しかしヒロインと二人きりになった時の耳元で囁かれる場面、台詞の内容もそうですがSEがいきなり消えて本当に怖かったです。基本的に笑顔ですが声を少し荒げるところでは忌々しさと憤りで眉間に皺を寄せる表情が声色から想像でき迫力が凄かったですよ。

ヒロインが忘れている記憶、父親のいいつけ、義兄たちの思惑など謎が山積みですので続編を激しくお待ち申し上げております!

フリートークも含め、収録の大変さは想像以上だと思います。また演ってくださいというのは手前勝手ですが是非また聴きたい!製作者様方、どうかよろしくお願いいたします。