藍甕の藍を死なせた私を藍の神が『染めた物は我の続きだ』と藍室の暗がりへ抱え込み、次の藍が建つまで青く染まった指で暴かれ種付けされた話・一話〜

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藍甕の藍を死なせた私を藍の神が『染めた物は我の続きだ』と藍室の暗がりへ抱え込み、次の藍が建つまで青く染まった指で暴かれ種付けされた話・一話〜 [クリボーー]
サークル名 クリボーー
販売日 2026年10月12日 0時
カップリング
作者 宇津木 しずり
年齢指定
R18
作品形式
ファイル形式
PDF
その他
乙女向けAI一部利用
ページ数 123
ジャンル
ファイル容量
986.69KB

作品内容

序

祖母の控え帳には、甕ごとの世話が細い字で並んでいる。三番の甕に灰を足す日の行を、わたしは読んだうえで通り過ぎた。その晩に甕の藍は死んだ。

あらまし

藍は生き物で、温みと灰を切らせば死ぬ。沢井すみ(23歳)は藍師だった祖母の控え帳を引き継いで、家の甕を一人で世話していた。冷えた夜に灰を足す行を読んだうえで通り過ぎ、三番の甕の藍を死なせた。注文の反物は染まらず、家の藍は一代で絶える。藍室の暗がりから出てきたのは、手の甲まで青い男だった。藍の神と呼ばれてきたものが、死んだ甕の分だけ色を落として立っていた。神は詫びを求めず、代の払い方を二つ並べる。隣の郷の甕から藍を分けてもらって染め上げるか、この身で建て直すか。藍室の戸に錠はなく、朝になれば自分は甕の底へ退くとも先に言った。行を飛ばしたのは自分の目で、反物を待つのは家の全部だった。すみは後のほうを選び、蒅を踏んで灰を搗き、素手を甕へ入れる。青く染まった指で夜ごと暴かれ、触られた側に色が移るはずのところで、触れている掌のほうがすみの色になっていた。染め上げた布の裏に、甕の字とは別の字が出る。留紺。すみが読み上げて、名がはじめて効いた。染めたものを自分の続きだと思い込むその神は、色を与えた先を手放せない。甕の華が盛り、布が薄縹から濃い藍へ沈み、爪の白いところの青が抜けていく。次の藍が建つ頃には、すみは孕んでいる。〈第一話〉

人と、人ならざるもの

■沢井 すみ(さわい すみ/視点人物)――23歳。藍染の家の娘で、藍師だった祖母の控え帳を引き継いで甕を一人で世話している。手順を守る人だが、守れなかった一行を自分で抱える。一人称『わたし』。
■留紺(とめこん/攻)――郷で長く藍の神と呼ばれてきたもの。人の姿では背の高い痩せた男で、手の甲から肘まで青が沈み、爪だけが白い。自分が色を与えたものを自分の続きだと思っていて、与えた先を手放せない。
(この話にあらわれる人も神も、みな十八の齢を過ぎています)

読みどころ

・どちらのものか入れ替わる一点だけで頂点を書く。染まるのは触られた側のはずなのに、触れている掌のほうが彼女の色になっている/・代の払い方を神が先に二つ並べ、選んだのは彼女の口だという設計。藍室の戸に錠はなく、朝ごとに神のほうが甕の底へ退く/・名を明かすのは人でも神でもなく布。染め上げた布の裏に甕の字とは別の字が出て、彼女が読み上げる/・甕の華の盛り、液の面の紫の膜、蒅の嵩、爪の白いところの青――十六章それぞれに別の指標を置いて次の藍建てへ向かう

体裁

和風あやかし・人外つがいTL/ヒロイン一人称/本文 約3.9〜4.2万字(全16章)/体験版で第1章〜第3章(約7,689字)が読めます/挿絵なし・縦組みPDF/本作は連作の第一話です。
・ジャンル: 人外/ヤンデレ/独占欲/着物/連続絶頂/中出し/孕ませ・妊娠/溺愛
・横書きPDF・全123ページ

断り書き

・本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方のご購入・閲覧はご遠慮ください。

・本作のサムネイルは、生成AIを使用して制作したものに
 一部手作業の調整を加えています。

・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
 実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。

・本作は藍建て・藍染の習俗に材を取った和風ファンタジーのフィクションであり、現実のいかなる信仰・風習・強要も肯定するものではありません。登場する人物はすべて成人(18歳以上)で、代の形は本人が選んでいます。

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