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- (7.78MB)
作品内容
一年だけの妻を、きちんと終えるつもりだった。
「一年間、お世話になりました。お約束どおり、離縁をお願いしたく存じます」
その一言で、冷酷と恐れられる夫の顔から、初めて余裕が消えた。
病弱な妹の身代わりとして辺境伯へ嫁いだリゼット。
一年後には結婚を見直す。
そう決めていたからこそ、彼を好きになったことも、彼の帰りを待つようになったことも、すべて胸の奥へしまっていた。
そして迎えた一年目の夜。
荷物をまとめ、離縁を申し出た彼女へ、夫レオンは告げる。
「契約だと思っていたのは君だけだ」
知らなかった。
毎朝用意される甘い紅茶も。
寒い日に増えた薪も。
仕事の帰りが遅れるたび届いた短い手紙も。
彼にとってはすべて「仮の妻への義務」ではなかった。
でも。
「それなら、なぜ一度も、そうおっしゃらなかったのですか」
愛されていたからといって、一年間のすれ違いまで消えるわけではない。
これは、引き留められたから残る物語ではない。
妹の代役だったと思っていた女性が、一人の女性として求められ、自分の気持ちで夫を選び直す物語。
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<作品詳細>
作品形式:ノベル(PDF・JPG)
文字数:43,705字
※この画像はAIを利用して作成したものです。
※AIで生成された画像は、実在の人物・キャラクターに類似している場合がありますが、それは偶然の一致であり、一切関係がありません。
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