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| サークル名 | したたり屋 |
|---|
| 販売日 | 2026年09月16日 0時 |
|---|---|
| カップリング | |
| 作者 | したたり。 |
| 年齢指定 | |
| 作品形式 | |
| ファイル形式 | |
| その他 |
乙女向けAI一部利用
|
| ページ数 | 67 |
| ジャンル | |
| ファイル容量 |
344.68KB
|
- (171.33KB)
作品内容
あらすじ
あと三分。
それだけ我慢すればよかったのに、エレベーターが止まった。
定時をすぎた会社のトイレは清掃中だった。一階まで降りればいい、三分で着く。そう決めた矢先、同じ箱に乗り合わせたのは三階の別部署の相馬さん。廊下で会えば会釈をする程度の、名前と声しか知らない人。
二階と三階のあいだで、停電。
「復旧まで三十分ほど、と聞いています」
三十分。長い、とは思わなかった。終わりの時刻が決まっている。それだけで、こんなに違う。
座りますか、と勧められても座れない。膝を折ったら何が起きるか分からないから。汗を拭けない、拭いた理由を聞かれるから。壁に手をつけない、つく理由が説明できないから。言えないことが一つ増えるたびに、できることが一つ減っていく。
そして三十分が過ぎても、扉は開かなかった。
「申し訳ありません。もう少しかかりそうでして」
もう少し。その三文字には、終わりが入っていなかった。
数える先を失った箱の中で、相馬さんはずっと何も言わない。気づいているのに、何も言わない。言ってくれたら隠すのをやめられるのに、黙っているかぎり、わたしは何でもない人を演じ続けるしかない。
やめていい合図が、どこにもない。
扉が開く前に、限界が来ます。
我慢と、恥ずかしさと、決壊まで。三十分と、そのあとの三十秒を、ゆっくり書いた話です。
登場人物
わたし
会社員。小学三年生のときに一度だけ失敗して以来、出かける前には必ず行く習慣を二十年守ってきた。今日だけ、会議と資料の差し替えでそれが抜けた。
相馬さん
三階の管理部。五つか六つ年上。廊下ですれ違えば会釈をする程度の間柄。落ち着いていて、親切で、最後まで一度もそのことに触れない。
収録内容
- 全67ページ
- 三分/三十分/三十秒 の三章構成
- 一場面完結。エレベーターの中と、そのあとの帰り道まで
- 本番なし。全編を我慢と決壊に使っています
こんな方へ
・我慢しているところを、じっくり読みたい
・気づかれているのに何も言われない、あの状況が好き
・隠そうとして隠しきれなくなっていく過程が読みたい
スカトロ描写はありません。
AI利用について
本作は、制作の一部に生成AIを利用しています。
・本文:生成AIが書いた下書きをもとに、作者が全文に目を通し、修正の指示・場面の書き直し・加筆・推敲を重ねて仕上げています。物語の山場を含む多くの場面は、作者が直接書き直しています。
・表紙イラスト(タイトル文字を含む):生成AIで作成しています。
・作品紹介文:生成AIで下書きし、作者が確認・修正しています。



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