六年ぶんの包丁を預けてきた雪深い山の研ぎ場で、三十歳上の研ぎ師に『今日で研ぐ者でも預ける者でもない』と砥石の水音のなか朝まで孕むほど種を注がれた話

{{ swiper.realIndex + 1 }} / {{ items.length }}
六年ぶんの包丁を預けてきた雪深い山の研ぎ場で、三十歳上の研ぎ師に『今日で研ぐ者でも預ける者でもない』と砥石の水音のなか朝まで孕むほど種を注がれた話 [かいけつポロリ]

作品内容

(あらすじ)

裸電球ひとつきりの土間、砥石の上に水がひとすじ落ちている。六年ぶんの包丁が、そこに並んでいた。「今日で、研ぐ者でも預ける者でもない」――その人は水を止めずにそう言った。

桑折りつ(27)は町の小さな割烹の板場に立っている。二十一で入って六年目、包丁だけは自分で買って自分で持ってきた。研ぎは山の樅山稔(57)に任せている。六年、年に二度この山へ上がり、預けて、受け取って帰る。それだけの間柄だった。十七から四十年研いできた稔は、りつの手の癖を刃の減りで読む。『左に寝てる』『疲れてる週があったな』――言うのはいつも刃のことで、りつのことではない。冬、稔が今季で研ぎをやめると聞く。この人が手を引けば、この山へ上がる理由は無くなる。最後の六本を預けに向かった日、雪は昼過ぎから降り方を変え、麓へ降りる道が閉ざされた。研ぎ場に残された二人。水の落ちる音だけが続く土間で、稔は手を止めずに『今日で研ぐ者でも預ける者でもない』と言う。六年ぶん刃のことしか言わなかった人が、はじめて刃以外のことを言った夜だった。


(登場人物)
■桑折 りつ(こおり りつ/視点人物)――27歳。町の割烹の板場に立って六年目の料理人。手が荒れることを気にしない。一人称『私』。
■樅山 稔(もみやま みのる/攻)――57歳。雪深い山の研ぎ場で四十年、刃物だけを研いできた研ぎ師。りつとは仕事上の付き合いだけで、私的な行き来は六年間一度も無い。独身。今季で研ぎをやめると決めている。
※登場する人物は全員、成人しています。


(仕様)
現代・歳の差背徳TL/ヒロイン一人称/本文 約2.85〜3.05万字(全12章)
挿絵なし・横書きPDF。
歳の差/背徳/執着攻め/クンニ/クリ責め/連続絶頂/中出し/溺愛
全86ページ

(読みどころ)

・六年、預けて受け取るだけの間柄。触れる理由が一度も無かった二人。
・研ぎ師が今季で手を引く=この山へ上がる理由そのものが消える。関係の終わりが先に決まっている。
・雪で麓への道が閉ざされた研ぎ場。逃げ場を塞いでいるのは力ではなく、降り方を変えた雪のほう。
・刃のことしか言わなかった三十歳上の男が、確かめては手を止め、また確かめる。それが朝まで続く。

(ご注意)

・本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方のご購入・閲覧はご遠慮ください。

・本作のサムネイルは、生成AIを使用して制作したものに
 一部手作業の調整を加えています。

・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
 実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。

・登場する人物はすべて成人(18歳以上)です。性行為はすべて成人同士の合意によるものです。本作はフィクションであり、現実のいかなる行為も肯定するものではありません。

サークル作品一覧

作品をもっと見る

販売作品

この作品を買った人はこんな作品も買っています

最近チェックした作品