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| サークル名 | 齋藤あいり |
|---|
| 販売日 | 2026年08月20日 |
|---|---|
| シリーズ名 | 氷の男シリーズ |
| カップリング | |
| 作者 | 齋藤あいり |
| 年齢指定 | |
| 作品形式 | |
| ファイル形式 |
PDF
/ TXT同梱
|
| その他 |
乙女向けAI一部利用
|
| ページ数 | 80 |
| ジャンル | |
| ファイル容量 |
4.37MB
|
- (4.21MB)
作品内容
『氷の皇帝は敗国の姫を還さない』
「還すつもりはない」
三日で王都が落ちた。城門は破られたのではない。内側から、開いた。
イレーネ・ヴェスティア、二十一歳。ヴェスティア王家の、最後の姫。
王家の姫の血は大地を保つ――そのかわり、使うたびに寿命が削れる。母は二十九で、姉は二十四で死んだ。わたしの残りは、五年のはずだった。
国を焼いた男の名は、アルヴィス・グラン・ロートリンゲン。氷帝と呼ばれる皇帝。
戦利品として帝都に運ばれた夜、わたしは自分で寝衣の紐をほどいて、こう言った。
「わたしは、あなたを一生、憎みます」
「――それでいい」
憎むための材料は、そこから一つずつ、手から零れていった。
祭壇を封じられたのに、なぜか体が軽い。大地は保っている。
そして彼は、わたしに触れるたび、一瞬だけ苦しそうに息を詰める。
うなじの黒髪に、白いものが増えていく。三十歳の男の脈が、五十過ぎのものになっていく。
書斎の小箱に、ヴェスティアの古語で書かれた術式があった。
『銀の血の代償は、これを引き受ける者へ移すことを得る。
なお、引き受けし者は、血の主に触れるたび、その分を負う』
余白に、彼の字で。――概算、一夜につき、およそ一日。
日付は、わたしの国が落ちる、三月前だった。
「憎め。それでいい。憎んで、私より長く生きろ」
この男を救う方法は、五百年前の姫が遺した手記の、たった一行に書いてあった。
「氷の男シリーズ」第九作。
━━━━━━━━━━━━━━
【仕様】
・長編 約2.2万字(A5判・横書きPDF 全80ページ/テキスト版同梱)
・濡れ場5場面。憎悪から始まり、命を分かち合う夜まで濃密に描いています
・体験版あり(冒頭〜「憎んで、私より長く生きろ」まで無料)
【AI利用について】
・表紙・挿画にのみ、画像生成AIを一部利用しています。
・本文はすべて著者が執筆しています。
【ご注意】
・本作品はフィクションです。実在の人物・団体・出来事とは一切関係ありません。
・成人向けの性的表現を含みます。十八歳未満の方の閲覧はできません。
齋藤あいり(@NotHumanDesire)




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