涸れた古井戸の底に落ちた私を水神さまが『上がりたくば孕んで戻れ』と苔むした岩に押しつけ、月が三度満ちるまで毎晩腹の底まで満たしてきた話・一話〜

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涸れた古井戸の底に落ちた私を水神さまが『上がりたくば孕んで戻れ』と苔むした岩に押しつけ、月が三度満ちるまで毎晩腹の底まで満たしてきた話・一話〜 [クリボーー]

作品内容

「上がりたくば、孕んで戻れ」――空はもう、遠い円にしか見えなかった。乾いていたはずの底が湿りはじめて、苔の色をした腕がわたしの膝を掬い上げる。

あらまし

涸れた古井戸を浚っていた市野しの(19)は、腐った縄が切れて底まで落ちた。骨は折れていない。ただ、空は遠い円になり、呼んでも声は届かない。壁は苔むし、石組みの隙間からは太い木の根が垂れている。うずくまったしのの足元で、乾いていたはずの底がゆっくりと湿りはじめた。湧き上がった水の中から現れたのは、苔の色をした肌に水草のような髪を垂らした水神だった。井戸が涸れたのは自分が眠っていたからで、水が戻るには器が要るという。上がりたくば孕んで戻れ、と言われ、続けて、否と申せば今すぐ還すとも言われた。しのは遠い空の円を見上げ、それから自分の言葉で受けた。苔むした岩に押しつけられ、壁から伸びた根が手首と足首に絡み、湿った闇の底で腹の底まで満たされる夜が始まる。月が三度満ちるまで、しのは井戸から上がらない。〈第一話〉

人と、人ならざるもの

■市野 しの(いちの しの/視点人物)――19歳。屋敷の下働きとして井戸浚えを手伝っていた娘。人に呼ばれれば断らない性分が、井戸の底まで連れてきた。一人称『わたし』。
■水神(すいじん/攻)――古井戸の底に眠っていたもの。人の姿では長身の男に見えるが、肌は苔に覆われ、髪は水草のように垂れ、瞳は白く濁っている。体温は生ぬるく、触れた場所が湿る。

読みどころ

・遠い空の円が唯一の時計になる、井戸の底という縦にだけ開いた閉所の圧迫感/・苔・湿り・生ぬるい水という、冷たさとも熱さとも違う質感で押してくる人外描写/・石組みから伸びた根が手首と足首に絡む拘束と、月が三度満ちるまでという明確な期限

体裁

和風あやかし・人外つがいTL/ヒロイン一人称/本文 約4.0万字(全16章)/体験版で第1章〜第3章(約7,400字)が読めます/挿絵なし・縦組みPDF/本作は連作の第一話です。
・ジャンル: 人外/触手/執着攻め/クリ責め/連続絶頂/潮吹き/孕ませ・妊娠/溺愛
・横書きPDF・全114ページ

断り書き

・本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方のご購入・閲覧はご遠慮ください。
・本作のサムネイルは、生成AIを使用して制作したものに
 一部手作業の調整を加えています。
・登場人物・団体・場所はすべて架空のものであり、
 実在のいかなる人物・団体・場所とも関係ありません。
・本作は和風ファンタジーを題材としたフィクションであり、現実のいかなる風習・強要も肯定するものではありません。登場する人物はすべて成人(18歳以上)です。

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