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| サークル名 | 齋藤あいり |
|---|
| 販売日 | 2026年08月09日 0時 |
|---|---|
| シリーズ名 | 午前零時の告白:短篇シリーズ |
| 作者 | 齋藤あいり |
| 年齢指定 | |
| 作品形式 | |
| ファイル形式 |
PDF
/ TXT同梱
|
| その他 |
乙女向けAI一部利用
|
| ページ数 | 27 |
| ジャンル | |
| ファイル容量 |
472.71KB
|
- (318.15KB)
作品内容
代役の番
「代わりだと思ったことは、一度もない」
姉が婚約の三日前に駆け落ちして、代わりに立てられたのがわたしだった。
『長女・冴子の帰還が確認された場合、本契約は当該日の二十四時をもって終了する』
――返却期日。二年間、その一行を暗記して生きてきた。
東雲湊は、わたしを丁寧に扱った。周期のたびに家にいて、抱いて、水を持ってきて、自分の部屋に戻っていく。
ただ、唇にだけは触れなかった。
名前も、呼ばれたことがない。二年間、一度も。
本物に返すつもりだから、姉のものを一つも使わせないのだ――そう理解して、飲み込んできた。
姉が帰ってきた。契約は、今夜の零時で終わる。
柱時計が十二回鳴り終わった瞬間、三歩の距離が消えて、唇が塞がれた。
「千夏」
二年間、一度も呼ばれなかった名前で。
「キスをしなかったのは、したら義務じゃなくなるからだ。名前を呼ばなかったのは、呼んだら――返せなくなるからだ」
そして翌朝、テーブルに置かれていたのは、二年前の釣書。
几帳面な字の書き足しの日付は、姉が失踪する、四日前だった。
肩書きが終わる午前零時に、本音だけが残る。
読み切り短編シリーズ「午前零時の告白」、第四夜。
━━━━━━━━━━━━━━
【仕様】
・読み切り短編 約8,000字(A5判・横書きPDF 全27ページ/テキスト版同梱)
・濃厚な描写を中心に据えた一夜の物語です
・体験版あり(冒頭〜「代わりだと思ったことは、一度もない」まで無料)
・第一夜〜第三夜も発売中。単体でお読みいただけます
【AI利用について】
・表紙・挿画にのみ、画像生成AIを一部利用しています。
・本文はすべて著者が執筆しています。
【ご注意】
・本作品はフィクションです。実在の人物・団体・出来事とは一切関係ありません。
・成人向けの性的表現を含みます。十八歳未満の方の閲覧はできません。
齋藤あいり(@NotHumanDesire)


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