先生、それは治療ですか──不眠症の主治医に心も身体も診られて、朝まで処方箋をもらい続けています

{{ swiper.realIndex + 1 }} / {{ items.length }}
先生、それは治療ですか──不眠症の主治医に心も身体も診られて、朝まで処方箋をもらい続けています [夜蜜堂]
サークル名 夜蜜堂
販売日 2026年02月10日
年齢指定
R18
作品形式
ファイル形式
PDF
その他
ジャンル
ファイル容量
313.29KB

作品内容

作品紹介

眠れない夜、あなたは何を考えていますか——?

IT企業で働く桐谷澪(28)は、慢性的な不眠に悩まされていた。職場では後輩のミスを被り、上司には叱責される日々。「大丈夫」と嘘をつくことでしか自分を保てない毎日の中、心療内科の主治医・逢坂先生だけが、その嘘を見抜いていた。

フレームレス眼鏡の奥の静かな瞳。低く響く声。聴診器を当てる長い指先——三ヶ月の通院で芽生えた感情に、名前をつけてはいけないと分かっている。相手は主治医。患者の私が抱いていいのは、信頼だけ。

なのに先生の指が首筋に触れたとき、脈拍が跳ね上がった。心療内科医の観察眼は、隠したはずの身体の反応すら見逃さない。「まだ、診てない場所がある」——その一言が、胸に甘い棘のように突き刺さって抜けなくなった。

深夜二時、震える指で押した通話ボタン。受話器越しの低い声が告げる。

「——来なさい」

間接照明だけが灯る防音の診察室。白衣を脱いだ先生の、見たことのない横顔。脈拍も、瞳孔も、身体の奥の疼きも——全部読まれて、暴かれて、名前をつけられていく。逃げられない。逃げたくない。この人にだけは、嘘をつきたくない。

「先生、それは治療ですか」と訊いた私に、先生は答えなかった。代わりに、言葉よりずっと雄弁な指先で——朝まで、全身を"診て"くれた。

心も身体も丸ごと暴かれる、禁断の処方箋をあなたに。

---

文字数はハート、濁点など込みで約11524字ほど。

サークル作品一覧

作品をもっと見る

販売作品

この作品を買った人はこんな作品も買っています

最近チェックした作品