女勇者と魔王軍幹部

レイナ(女勇者)
ただの村娘だったのにある日突然、勇者スキルが発現してしまった。
勇者のスキルがあるので普通に強い。
田舎から王都に出てきたらみんなキレイな恰好をしていて気後れしている。
マントは勇者への補助金で買った。新品の服を買うのは初めてでとても緊張したとのこと。
本人は安くて可愛いマントが買えて喜んでいるが、安かったのは王都ではもう流行遅れの色だったため。
この前までただの村娘だったので勇者の立ち位置はあまり理解していない。

敵の幹部に処女を奪われたのは、乙女としても勇者としても痛恨のミス。

エンゴク(魔王軍幹部)
上級魔族、いわゆる支配階級出身。
生まれは魔国の官僚を多く輩出する文官家系だが、官僚コースに乗らずに軍へ。
軍での素行はあまり良くないものの、家柄が良いことと、本人の武功も多いため幹部にまで出世した。
功績と始末書の両方を量産しながら生きてきた問題児だが、なぜか上司にも部下にも味方は多いコミュ強の魔族。

普段は遊んで問題ない割り切りタイプのビッチしか相手にしないのだが、事故で処女に手を出してしまったことは本人的に近年稀にみる痛恨のミス。