本作を手に取らせていただいた理由ですが、公式様でカウントダウンとして公開されていた、ヒロインさんとの日常を丁寧に描いたお話がとても印象的だったからです。
導入部分を丁寧に描いてくださる作品が個人的に大好きなので、こちらを拝見した時点で購入を決めさせていただきました。
また、作品の設定もとても細かく作り込まれていて、作品紹介を読んでいるだけでも、とても楽しむことができました。
実際に聴いてみても、クサビ様とヒロインさんが過去にどのような時間を過ごしていたのかが丁寧に描かれており、二人の関係性をより深く知ることができました。
その過程を聴いていると、私自身、「これはまあ、しょうがないよね……(汗)」と、思わず共感してしまいました。
メインヒーローとなるクサビ様視点で感想を書くなら、ヒロインさんという存在を知ってしまったからこそ得られた幸せと、その後の孤独に耐えられなかったヒトなのではないかと思います。
邪神とはいえ、クサビ様自身も理不尽に贄として捧げられた人であり、人間への恨みが積み重なった結果、邪神となってしまった過去があります。
本来なら人間を恨んでいるはずなのに、10年以上前にヒロインさんと出会い、そしてともに過ごすうちに、その恨みが多少薄れてしまうほどには幸せだったのではないかと思います。
だからこそ、一度知ってしまった幸せを手放したくない、ヒロインさんを手に入れたいという気持ちが、より強くなってしまったのではないでしょうか。