いちじょさんのレビュー一覧

いわゆるショタのジャンルになるのでしょうが(男子がまだ小さいため)、これは完全に年下攻のお話ですよ。だからある意味ショタではないような? そこが最高に良いです。
相手が国王陛下であるうえ、全く逆らえない年上妻。それをいいことにどんどん迫ってくる少年王。
これもうちょっと国王が成長して、背丈とか王妃を追い抜いた状態での続編も読みたいです!

狼や犬のようにモフモフで大きな獣人のサナティと、ほんわか優しいヒロインの花。ふたりの恋愛漫画ではありますが、ただふたりが結ばれてハッピーエンドという単純な話ではありません。人間と獣人が、大きな壁によって遮られ交流することのない世界。ひょんなことから壁の向こうの獣人たちの世界へ入ってしまった花。獣人は、かつて人間の身勝手な研究によって生み出されたということで人間たちを恨んでいます。そして人間たちも、獣人たちは大変危険で自分たちを襲ってくる存在なのだ…と思っている。お互いに壁の向こうを知らないままなので、誤解だけが大きくなっている。花が、獣人の子供たちの教育係を任されるという展開…一見とても小さな役目なのですが、この第一歩が人間と獣人の共存へと繋がる大きなきっかけとなるのかもしれない。
この作品はもちろん花とサナティの恋愛がメインではあるのでしょうが、上記のように社会的な内容も含まれていてなかなかに濃いです。続きが気になります。

皆が大好き、布団とコタツがもし人間(しかもイケメン)になったら…というお話です。それぞれタイプが違います。でも、布団とコタツってそれぞれにいいところがありますよね? ですからこの作品内でもどちらかなんて選べません(笑)。ヒロインの雪子も当たり前のようにふたりと一緒に生活していきます。
全体的にギャグ入ってますが、一途にひたすら愛される雪子が幸せそうでよかったです。

アメフト部でがっしり体形、高身長の大学生男子と、小学生に間違えられるくらいの小柄なOLのカップルです。その体格差だけでなく、エッチでも大きさの関係でなかなか最後までできないふたり。その試行錯誤が描かれているのですが、ふたりともお互いに思いやりをもち、そして研究熱心。いろいろ頑張る様子に思わずこちらも応援したくなっちゃいます。ヒロインの海愛は、小柄ながら超巨乳なのでしばしば男性に狙われる感じですが、完璧なボディガード状態の彼氏ができたので心配いらない感じ。
相手を大事にさえ思っていれば、体格差なんて関係ない。当たり前なんだけど、忘れがちな恋愛の基本ですね。読んだ後は幸せで爽やかな気分になりました。

忍びの里の頭領である正真と、その妻となったあやめのお話。ずっと憧れの彼が、どうして何の取り柄もない自分と結婚してくれたんだろうと自信のないあやめですが、大丈夫と言いたい。血が大量に流れる世界で、ひたすら感情を殺して任務ばかりを遂行していた正真にとって、唯一あやめだけが花のように彼を癒していたのです。二人とも変なところで本心を言わないので、なかなかにじれったいのですが、お互いがお互いを好き過ぎるのはよくわかります。無口な正真があやめを溺愛するさまは時にギャグのように笑えます。ラブラブな夫婦を見たい方はぜひ。続きが楽しみです。

ヒロイン・チョコちゃんのお相手、むつみくんがひたすら美しいです。絵柄がキレイなので安心して読めますね。小学生の時から幼馴染のふたりではありますが、途中距離を置いたりするものの、結構スムーズに両思いになります。途中ふたりにはピンチが訪れることもなく、終始むつみくんの、チョコちゃんへの溺愛っぷりが描かれますので、そういう意味でも安心して読めます。
美しい有名人のむつみくんと、地味なOLのチョコちゃん。一見格差カップルですが、チョコちゃんがむつみくんと自分を比較して落ち込んだりする描写もなし。そういう暗さのないチョコちゃんが素敵だなーと思いました。そしてナイスバディなところも(笑)。ずっとハッピーな展開で幸せな気分になれました!

耳責めが好きな方はたまらないと思います。三橋さんの囁き声最高。いい意味で腰がゾワゾワします。
七瀬は、普段は丁寧な口調で、他の人については全く興味がないのに、ヒロインに対しては執着がすごい感じ。あからさまに感情をあらわすことはしないですが、変わらない穏やかな口調の中に気持ちを抑え込んでいる。ちょっと間違うとヤンデレにでもなりそうな素質があります。
医務室の包帯をそんな風に使っていいのかな(笑)。
オマケトラックもボリュームありました。タイトルどおり、執着気味に溺愛されたい方はぜひ。

包み込むような優しい声で、彼氏がたくさん癒してくれます。エッチのトラックのあと、眠るシーンがあるのですが、彼の寝息多め。その合間に「いい子いい子」とか、「君にとって明日がいい日でありますように」なんて言ってくれて…うとうとしながら聴いてたら、無意識に脳に刷り込まれて、本当に前向きになれそうな気がする…。
これは癒しの作品です。リアルでは難しいから、シチュ音声こそこういうのが欲しいですよね。
声優さんのフリートークもちょこっと最後についてます。いい声で素がちょっと聴けるのが好きなのですが…近衛さんはここでも隙がないな(笑)。もうちょっと、くだけた感じが欲しいのは私のワガママでしょうか。

アパート隣の年下くんに一目惚れされていたヒロイン。コーヒー飲みません? と彼を家に上げたところ彼はすぐその気になってガンガン攻めてきます。声優さんの声は、若い年下の、ちょっと強引な感じが合っていて良かったです。ヒロインもまんざらではなさそうですが、年上らしく積極的になるところはほぼないです。ひたすら年下くんがリードして半ば自分勝手にいろいろされちゃう感じが好きな方にはおすすめ。
それにしても、最後のトラックで急にヒロインに脅迫めいたこと言ってきたり、旦那さんと離婚するよう当たり前に言ってきたり…ちょっと暴走気味の怖い面が見えました。健気に子犬のように慕ってくるタイプではないので、そこだけはご注意下さい♪

コメディタッチで楽しく読めました♪ 旅先で、自殺しようとする男性・夕壱に遭遇したヒロインの美朝。エッチな漫画を描く仕事をしている夕壱ですが、その真剣な様子に、美朝はなんだかんだで惹かれていきます。自殺とかいうのは最初の一瞬だけで、全くドロドロした暗い話ではありませんので大丈夫です(笑)。落ち込みがちな隠キャの彼を、ポジティブに励ますヒロインのラブな日常。夕壱が「ぼくなんてぼくなんて…」となるのは途中からもはやギャグで、美朝もいとも簡単にスルーしていきますので、安心して読めます(笑)。ふたりの描き下ろし短編と、全然別の短編も一つ収録されていますが、どちらも可愛らしいお話でよかったです。