モコモコ的鑒賞一覽

別サイトで同様の素材を購入しています。
全体的に素材の質は高いものの、いくつか注意が必要です。

大体の背景に「朝・夕・夜」の時間差分がついていますが、一部時間差分が存在しないものが複数あります。
サンプルが全てですので、サンプルに存在しない時間差分が使いたい場合は注意が必要です。

また、アパートのキッチン?リビング?の背景を使用したい方は要注意。
サンプルでは見えにくくて見逃しがちですが、差分のレイヤー統合を間違えているのか、時間差分によって背景がそもそも変わっています。
具体的には、換気扇が不自然だったり、洗剤の存在が消えたり(影だけ残っている)キッチン台のふちの色が変わっていたりします。
細かく気にする方は、よく確認してからご購入をおすすめします。

今回は前作とは主人公および舞台となる国が異なり、
主人×従者になりました。
以前のような2部作ではなく、今作1本で話が完結します。
前作を知らなくても十分遊べますが、前作を知らないと
理解できない事がいくつか出てくるので、前作はプレイして
おいた方が楽しめると思います。

主人公に関しては、前作の昭洸と違い、内向的なので、
前作と同じ系統を求めている場合は注意です。
今作には、成長した昭洸たちが助っ人キャラとして出てくるので
前作までのファンは、「他人から見た昭洸たちはこんな感じ」
という内容のファンディスクとして捕らえた方がいいかも。

公式は主従関係を売りにしていますが、今回の主従は、
相如が対して親しくも無かったはずの恵珂を、
なぜ心酔するのか分からないまま進んだり、
一部、首をかしげるシナリオがあったり…
少し置いてきぼりを食らわされる所があります。

相如と恵珂は、繆賢にべったりな節があるので、
Hシーンこそ無いものの、主従関係より、
兄弟間の絆・親友との友情をメインに考えると面白いと思います。

システム面については、相変わらず不便な点はあるものの、
音量調節の幅が増えたり、セーブ・ロードがゲーム画面から
直通になったり、少しずつ改良されていってます。
今回はシステムの色合いも問題なく、見やすくなっているので
今までの比翼シリーズと比べると、やりやすくなっています。

前作『未了の因』を購入した人にはオススメ。
なお、新規にこちらからはじめるのはオススメしないので、
前作をプレイしてから、こちらをプレイしていただきたいです。
前作と仕様は殆ど変わらないので、
続きを楽しめると思います。(未了の因の直ぐ後から物語が始まります)

趙魏が好きな人には朗報です。
もうサンプルスチルから見当がついていると思いますが、
正規ルートではないにしろ、趙魏とのCPを楽しめるルートがあり、
また、作中でもかなりカッコよくなっているので必見です。

新キャラの黄順については、どう考えても当て馬扱いなので、
公式で言われているほどお勧めではございません…。
(あまり深く話に関わってきたりもしません)

変わりに、前作ではあまり見せ場の無かった檜光が
いい味を出していますので、檜光が好きな人は必見です。
特に今回は檜光と幽鬼の絡みがありますので、
期待していた人には朗報だと思います。

Hシーンの回想は、昭洸絡みより檜光絡みのものが1〜2個
多かったと思うので、それが許せるなら、続きを是非、
お楽しみいただきたいです。

個人的な趣味で言えばかなりオススメ。
基本的に、全カップリング、従者×主人で構成されており、
主従が好きな人にはたまらない出来だと思います。
とはいえ、購入の参考になるような情報は以下。

他キャラとのHシーンこそ見れますが、基本的にメイン攻略以外の
キャラクターとくっつく事はありません。
が、純愛好きには逆にたまらないと思います。

声優さんの演技がとても上手いので、これは聞く価値あり。

文字表示速度3段階、音量系5段階…と設定は細かくいじれない点と
スキップ機能が講読と未読が判断できないので、システム面は少し要注意。

歴史モノ(中国の春秋戦国時代が舞台)ですが、全く詳しくない人でも、
スッと入っていけます。

次の『久遠の想』と同時購入がオススメ。
…この作品だけだと、全ての事が解決しないうちに話が終わるので
次の作品とセットで一つの物語だと思います。

とにかくシナリオがいいです。
男性向け作品に比べると、まだまだ出遅れた感じのあるBL作品ですが
こちらの作品はシナリオをとても丁寧に書き上げているので、
『物語』として十分に楽しめます。
物語性を重視する方には是非にと、お勧めしたい作品です。

文章の書き方には少し個性があり、漢字はあえて振り仮名を
ふられていないデザインとなっているため、読む人を選ぶものでは
あるかもしれませんが、世界観にとてもあった表現をされているため
文章の書き方すらも、作品のデザインの一貫として見れてしまいます。

スチルをコンプリートしてみると、これもスチルとしてカウント
されてるのか…というような、キャラクターのいないものも
数枚あり、残念な気持ちもあるのですが、他のスチルが、
本当に丁寧に書き込まれているため、満足の作品です。

絵も個性がかなり強い方なので、人を選ぶかと思われますが、
とても世界感にあっており、苦手な人でも気にならないかと思います。

ゲーム自体は『NScripter』で製作されているようなので、
システム自体もかなり扱いやすいです。
ただ、システムボタンの書体が、デザイン上、結構崩されているので
私個人は、最初は何が書いてあるのか分からず戸惑ってしまいました…。

ゲームやボイスドラマに使用させていただきたく思い、購入しました。
多種多様な音楽の種類があり、作品を1つ完成させるのに
これ1つで事足りるので、とてもありがたいです。

音質も良い部類で、一般に素材サイトで出回っている
フリーの素材だと、このレベルの音質を維持しているところは
容量的な問題もあるのかも知れませんが、少ないと思います。

だからこそ、使用者側も、その少ないサイトに偏って素材を
使用してしまう傾向にあるので、どこも似通った作品が
出来上がってしまいます。
かといって、新しく自分の作品のために音楽を製作してもらうには
膨大なお金がかかってしまう…。
他とは違う音楽で、となると、価格もかなり安い、こちらはお勧め。

また、一般のサイトの音楽は、規約が厳しいところも多いので、
面倒な方はこれ1つ購入しておけば、長い規約を読んで、
その都度、自分の作品に使用してもかまわないのか検討する必要が
なくなるので手間も省けるのではないでしょうか。

ただ、音楽ファイル名はbgm(数字)となっており、
音楽の種類はバラバラになっているため、一度聞いたら、
次回使いやすいように、自分でファイル名をどういう雰囲気の音楽か
変更しておく方がいいでしょう。