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前作は二人の馴れ初めが主題でしたが、本作は恋仲の維持が主題となっています。その分、真面目陰キャ女子であるヒロインの負のエネルギーが物語を引っ張っていて、前作で相手役が物語を引っ張っていたこととは真逆の構成になっています。そのせいで前作は全体的に希望的な描写と展開になっていましたが、本作は絶望までは行かないものの、かなり背徳的な雰囲気の作品になりました。ただ、この場合「背徳」と言うのは二人がお互いのことを「男女」としてではなく「雄と雌」として求め合い始めると言う意味であって、結果的に二人の関係は大きく進展します。要するに、もっと露骨的にイチャつくってことです。
前作では少なからず二人の間にあった「社会人としての規範」がどんどん薄くなって二人が個人と個人として、雄と雌として向き合うことでお互いとの距離がどんどん縮まっていく様を見ていると「この二人、もうちょっとで家庭作りそうだな」って雰囲気を読み取れます。二人の男女が社会的規範を超越して一つに結ばれた瞬間家庭が生まれるんですから、こういう展開は極めて自然の摂理に沿った内容だと思います。その分、作品全体から野性の感覚が感じ取れます。
サラリーマンだらけの現代ものなのに、野蛮になることなく、純粋だと言って良いほど野性的になっていく二人の関係は、ある意味男女の交わりの本来あるべき姿を表しているとも言えます。脇役の方々もスーツ着ているだけで挙動はかなり動物じみてます(草)。
性愛描写と行為内容は二人がお互いの性癖をより深く理解したことによって前作よりはハードになっています。さすがに男性向けのエロ漫画みたいに「暴力的なまでにハード」にはなっていないしなって欲しくもないんですが、そこそこハードな男性向け作品に負けないほどハードです。つまり、女性向け作品の中だと上の中くらいはハードってことです。マゾ性癖がない方はちょっとビックリするかもです。
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2024年04月21日
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前作に引き続き、恋人同士のラブラブな関係を堪能できます!
真夏くんはヒロインちゃんのことを、ヒロインちゃんは真夏くんのことを大好きでいるし、お互いに思い遣っているところも素敵。
今回は真夏くんが、他大学との合同研究会なるもののために2週間離れて過ごしますが、その前のイチャイチャとお仕置きの仕合いも微笑ましいw
離れている時の電話でのお喋りもまさに遠距離恋愛中の恋人同士の様だし、再会した日はホテルに行って思いっきりえっちするのもラブラブな2人ならでは。
SEの効果もあって臨場感も抜群、それ以上にひらめさんの超絶技巧である耳舐めや囁きや息遣いは堪りません!!
何があっても2人の恋人関係が壊れたりはしないので、安定した甘々えっち大好きな人には最高です。
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もし、あなたの恋人があなたの事を想って、自分を慰めてたらどう思いますか?
気持ち悪い?理解不能?
コレをお聴き下さい。
間違いなく性癖になります。
というのも、自分をオカズにされるのって好み分かれると思うんですよ。
恋人以外なら想像すらしたくないと思うのですが、いざ恋人が、爆睡してる私を見て興奮してるなら、中々普段は覗けない部分を生々しく演じてくださってる感じで、コレは起きてても寝たフリ決め込みますわ!って叫びたくなりました。
2024年04月21日
2024年04月21日
約10年間を「鷹司 将」に捧げたというか、捧げたくなったヒロインとの物語です。
色々作品を買ってきましたが、初めて10年分の会話をし、愛されてきたヒロインに嫉妬してしまいました。
私は自分を投影する派なのですがどこか壁としても見ている部分もあって、そこら辺を混ぜながら作品を聞かせていただいたのですが、こんなに多幸感に包まれたのも、そしてその時を歩めない事実にショックを受けたのは初めてです。
正直このシナリオと茶介さんの演技にはただただ脱帽するしかありませんでした。
こんなに「あぁこの人は深く、深く愛してくれているんだな」と思わせてくれる演技は茶介さんにしかできなかったように思えます。
このシナリオを書いてくださった対極さんには感謝の言葉しか出てきません。
鷹司将を生み出してくれてありがとうございます