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備品室に神様いると思わないじゃん。と思ったけど、トイレにだっているしな。不思議じゃないか。
しかしまぁ、帰りを促す鼻歌の選曲といい、名前の教え方が漢字で例えるやつなのといい、ずいぶんと人間界に染まった神様だなぁ。
この神様こと天様。信仰を失ってからというものますます卑屈になってるということで…。
そんな性質なもんだから、優しくされて大感激。
押しかけ恩返しを決行。…鶴かな?
ヒロインが追い出さないのをいいことに、あれこれと世話を焼く天様。…ｵｶﾝかな?

さて、同居生活では恥ずかしいハプニングだってありえるよね。やっちゃうんですよ、ｵﾅﾊﾞﾚ。寝落ちしてるとこを見つかってしまったばかりか、その状態についてお労しいって感想持たれるの。身の置き場ないよ…。
さらに続きしてくれるってぇ…?ｲﾔﾝ。
この頃から天様の思いに変化が見てとれるように。雨をバックに鼻歌とは…力、戻ってきてるんだね。

そんな力をヒロインのために使う天様。
慕うヒロインの助けになろうとあれこれ頑張るけど、本質が貧乏神なものだから、その効果もヒロインの周囲に災厄という形であらわれることに。それでもそばにおいて欲しいと頼む天様。人外が人の子に乞い願うの本当にいい。けれども、願い叶わず袂を分かつことに。

天様が去った後は幸福が訪れたはずなのに、ヒロインが求めたのは天様だった。両思いだったんだね…。
戻ってきた天様は力を取り戻し自信たっぷりになってて、あの泣き虫だった神様はどこへ?色気がすごい…。
なのに、どこまでもヒロインの心を求めて愛を伝えてくれるんだよ…?尊すぎる。
契りを交わした2人のこの先がどうなるか分からないけど、きっと2人でいる限り幸福なんだろうな。良かったね!

まぁ、でも、天様さ。
離れてる間も、千里眼で見てたんじゃない?
ヒロインのこと。
そうだとしたら、いじらしくて悶える。