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前作「最低な先輩と最高の初えっち。」の続きになっていますが、この作品単体でも充分楽しめてとても甘やかしてもらえる内容になっていました。ですが前作を聴いているとこの彼の優しさ、誠実さがより顕著に感じられるなと思いました。

予告が掲載されてから発売までの約1ヶ月の間、前作のクズな先輩や越智さんの過去作の中でも比較的Sっ気の強めのものや弄ばれる系の音声のみを聴くようにしていたので、久しぶりに優しさに触れたことで「こんなにも好きって言われて、愛されてもいいのだろうか」と脳が戸惑いました。それくらい優しい愛を与えてくれる彼です。

行為自体は至ってノーマルでクセがなくすごく聴きやすいです。でもちゃんとえっちで、特に擬似セックスからの挿入、の流れは擬似でワンクッション置くことで、よりその先のことを想像するため気持ちが高ぶりました。クズ先輩と同じような行為、体位をしているのに全く違うように感じられるのも越智さんのすごいところです。

ただ作品内容にもある、つまらなさを感じるという表現もある意味間違ってないのかもしれません。もし初めてがこの彼だったら、そんなこと思わず満たされて幸せな日々を送れたと思いますが私の初めてはあのクズな先輩。その後セフレになってあんなことやこんなことをしていた私がこのままずっとあまあまセックスで身も心も満たされ続けるだろうか……そんなことを考えてしまうなんて彼に対して申し訳ない……などと聴き終えてから色んな感情にさせてくれました。そんな風に思える音声、希少です。

聴き方によって自分にとっての幸せとは、愛って何なのかを深く考えることもできる作品になってると思いました。前作や他の作品と合わせてたくさん聴いて楽しみたいです。