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催眠という部分だけ少し不安ではあったものの、読んで見ればすんなりと没頭できた。前提として、他者の助けがなければむずかしいほどの苦しみから開放されたいというのがあったので。
なんとなくで別れたという過去があるとともにしっかりねっちり開発したのは元カレ氏だったのがとてもよかった、とても。こじらせの程度も普段のさらりとした人間味が薄めな彼からにじみ出ているのだと思うとなおのことおいしい。
催眠によって無知を演じる彼女も、経験からくる技術が知らずに出る彼女も、そこから元夫のにおいを感じ取る彼も、ただおかずとして消費するにはもったいないほど物語もキャラクターも好き。
わからせ……強要ではない、再認識なのだ……
無駄を削ぎ落とし癖のつめこまれた強い絵力も好き。個人的にちんちんの描き方もかなり好き。絵柄で受ける印象よりもリアリティがあって鋭さを感じるのでぬるいわけもなく、ねっとりぬちょぬちょ人間同士の激アツ体温でとけあう姿に夢中になってしまおう。