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個人的にアンドロイド系の話が好きなので
迷わず購入。
しかもCVが初時チェリーさん。
絶対アタリのヤツじゃん…。

アンドロイドが自分を作った博士(ヒロイン)に恋をする。
はい、待ってたやつぅ!
好きの感情もセッ○スも精子も全て実装済み。
んー、きゅんきゅんするぅー!
でも、途中から不穏な空気になってきたよ。
ヒロインの事が好き過ぎて大事過ぎて、他はどうでもいい。必要ない。生きる価値もない。

彼は失敗作なのか?
やはりヒトとアンドロイドとじゃ恋は出来ないの?
最後は涙涙で聞き終わりました。

終盤のアンドロイドの非道な行動はたしかに人ならば持っているであろう理性や倫理に欠けます。
が、アンドロイドであるはずの彼が持つヒロインへの執着や愛情もまた人が持ちうる業や醜さだったりにも感じ。
何だか色々と考えさせられました。

初時さんのお芝居が本当に良くて。
ヒロインとのラブラブの時、敵認定した相手への行動、自分の最後を悟った瞬間。新たなアンドロイドの無機質な話し方。
そのどれもがストーリーの流れにしっかりハマっていて、めちゃくちゃ感情移入してしまいました。
特に、泣きのお芝居にグッときた。
ただただ切なくて苦しかったです。

誰の立場になって聴くかによって感想が変わる作品だと思います。
あなたがヒロインだったらどんな選択をしますか?