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儚すぎて胸が幸せにも苦しくもなる作品でした。

親友のﾀﾋをきっかけに余命申告サービスに登録したヒロイン。
登録して数年経ったある日、担当者である天辻さんが余命1週間を告に貴方の目の前に現れて、この出会いが吉と出るか凶と出るか、、、。皆家の戸締りできてる?

土門さんですが、落ち着いたトーンの声でリラックス効果があります(個人的な意見です。異論は認めません)。敬語との相性抜群で吐息混じりの声が耳に響きます。

天辻さんですが、仕事に真っ直ぐな方でやけに戸締り確認してきます。恋愛に初心なヒロイン恋人が居なかった為、ﾀﾋの間際に疑似体験をしたいとAIに見抜かれて天辻さんが優しくエスコートしてくれます。手繋ぎからあんなことまで、ヒロインが口で伝えられない代わりに率先してくれる天辻さん。さすがエリート担当者。仕事とはいえこんな手厚いサービスどこにあるんですか。

初めは挿入無しで1回、後に挿入有りの行為が2回ほどあります。ヒロインの経験がなかった為徐々に慣らしていく感じで、最後の場面はめっちゃ激しかったです。こちらも手厚い。

こちらはメリバとバットエンドの間って感じの終わり方でしたね。聞き手側によって変わると思います。ハッピーでは無いです。たぶん、、、。

個人的に好きなシーンは観覧車です。天辻さんできる男。色んな意味でキュンキュンが止まらない。切なくもあるけど天辻さんがいればしあわせです。

ﾀﾋをテーマにしているので暗いイメージになってしまいますが、甘みの方が強いのです。安心してください。最後は苦しく切ないですがこの温度差が心に染みます。仕事の掟と恋心に揺らぐ天辻さんとの結末を是非見届けてください。