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引き出しが～とか、もうすでに陳腐な誉め言葉と化してますが。
ねえ、これ、越智さんの声なんですよね?すごくないですか。
越智さん、こういう声も出せるのね～、全体を通しての安定感も素晴らしい。

イラストから、最初はショタボかなーと期待していましたが、そうではなかったですね。
いつもより、高めで若めの、全然違う声。
かといって、はしゃいだり、無知・無邪気を装うわけでもない、まさに、見た目は少年でも何年も生きていることを感じさせるような、終始落ち着きのあるキャラでした。
穏やかで、優しくて、立ち位置が対等な物腰が大変よかったです。
最初は縛られてましたが…
基本優しくとろかしてくれるので、無理矢理とか怖い展開はありませんでした。

えっち、特に越智さんがたてる音が妙にリアルなとことか、女の子のクライマックスに合わせて声だしてくれるとことか、「ああ、越智さんだぁ」って安堵しながら聞けました。
あと、今作も安定の生中。なんでかもう確認せずにはいられない体になってはいないか。
などなど、シナリオライターさんは越智さんのことを大変よくご存知なのでは。と、思いました。にやけます。

今回、最も私には悲鳴を上げさせたのは、言葉に出しての描写でした…
いい声ではっきりと、落ち着いた声で聞かされて、恥ずかしいのに抗えない。もちろん本心は、「もっと、言ってください」

最後には、女の子に声をかけた理由もわかって、冒頭の少し性急な展開にも説明がつきます。これは女子が好きなやつです。

そして、ちょっと不思議な展開を楽しむのにジャストな舞台セットなのに、最後には現実を感じさせる構成にもなっていて、幸せになれちゃうのではないでしょうか。

安定の越智さんクオリティに、舞台&キャラという味変要素をのせて、大変美味でした。
ごちそうさまでした。