舉報鑒賞

茶介さんがフリートークで仰っていた「生きているだけで利子のように増えていくストレス」というワードが、なぜだか頭から離れません。
きっと、私はそのストレスを「なし崩し」にしたくて、本作に助けを求めたんでしょうね。

普通、泣きたいのはデートで待ちぼうけをくわされたほうだと思うんですが、逆にヒロインのほうが気遣われる立場になってしまうとは……。
前にも似たようなことがあったようですが、もう遠野さんにとってはずっと、こんな関係性が当たり前なんでしょうね。
「ねえ、うん、おいで」とか「いい子、いい子」とか、あやされるような言い方が堪りません。
髪を撫でられたり、「好き」「かわいい」と言われながらのキスにも癒されます。

癒し要素だけで終わっても十分満足できそうなところを、エロイこともがっつりしてくれるから二度美味しいです。
ヒロインが感じやすい体質だとしても、耳だけで絶頂寸前まで追い込めるとか凄すぎませんか。
「まだダメだよ」と焦らしたり、恥ずかしがって脚を閉じようとするヒロインを「本当にそれでいいの?」と煽って自ら求めさせる辺り、案外意地悪なところもあるようです。
「君の声聞いてると、どんどんいじめたくなっちゃうからさ」なんて、さらっと不穏なこと言ってますしね。

一度抜いてからバックで挿れ直した辺りから、SE的に相当激しそうで、ヒロイン残業疲れなのに大丈夫!? って思ったんですが、遠野さんもその辺は自覚があったようで、途中から自分のペースで無理をさせてしまった、と反省していました。
そういえば、イク寸前だけ「俺」と一人称が変わっていた気もしますが、気持ちよくなりすぎて素が出てしまったのだとすると、日頃の包容力溢れる大人な態度は、ヒロインに良く思われたくて、若干背伸びして演じているところもあるのかな? と思ったりして、想像が膨らみます。
優しいだけではなさそうな遠野さんのことが、もっと深く知りたくなりますね。