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親切にした相手が実はあたおかでストーカーに変貌とか、予想外すぎてヒロイン可哀想……。
今やっていることこそまさしくレ○プなのに、「レ○プしてるみたいだ」も何もないもんです。
台詞の一つ一つから、早見さんの認知の歪みがひしひしと伝わります。
彼の中では既に両想いだから、何やっても問題ないことになってるんですね。(だから手首を縛ったり、ハメ撮りなんかも平気でできちゃう。笑)

尾行して自宅を突き止めるのも、盗撮もヤンデレのお約束ですが、危険日や自慰のやり方まで把握されてるのは、さすがに恥ずかしすぎますね……。
この旺盛な行動力を、何故社畜から抜け出す方向に発揮できなかったのか……不器用な人なんですかね。

ヤンデレ好きなので、嫌がるヒロインの気持ちに共感するよりも、つい早見さんを応援してしまいます。
目の下にこんな濃いクマ作っちゃうほどの過酷な社畜生活で疲弊した心に、彼女のささやかな優しさがよっぽど沁みたんでしょうね……。
こんな彼には救いが必要……ヒロインはどうか彼の支えになってあげて……。

早見さんのマシンガントークが、1.5倍速で聴いてたっけ? と思っちゃうほどの早口で笑ってしまいました。
ヒロインの話は全く聞いてくれませんが、タイトルに「よしよし」とあるように、常にあやすような優しい口調で(だからこそ怖いとも言えるんですが)、怒鳴られるようなことはないので、安心して聴いていられます。

全ての発端であるカードケースを拾うくだりは、同梱のノベル版の体験版で補完できます。
ヒロインの名前があったり、地の文で彼女が何を考えているのかわかると、音声版とはまた印象が変わりますね。
尺の都合とか色々事情がおありだったのでしょうが、「僕に処女捧げた痛み、ちゃんと覚えておいてね」みたいな刺さる台詞が音声版でカットされていたのを知っちゃうと、ちょっと勿体ない気もします。