レビューを報告する

純愛ラブラブでも、手っ取り早いえっちが見たい!という欲求した矛盾を軽々と超えていく素晴らしい導入だと思います。どっちの意味でも大満足!
清純且つ明朗な性格のヒロインちゃんに、一途だけど同じを目指す神様……長年眺めてるだけあって人外目線的にずれてる部分もあれば、人間の理解度が高い!ところもあって、流されるヒロインちゃんに対しても、安心感を保ったまま、この神様だったらいいんじゃないかな?流されても…と応援できました。笑うタイミングとか限られてるけど(どういう時に目に見えて喜ぶのかを探すと楽しい…)、穏やかに涼しげなだけで冷徹な感じもしないので、笑わせたい気持ちが納得できてしまう…。

【以下もっとネタバレ】
読む前に夢は夢で一方通行だったらどうしよう!?(大丈夫だった)とか、もしかして、ヘヴィで情事どころではない事情が始まってしまうのでは…!?とか思ってたんですが、かなり純愛を感じて、結果的には爽やかな読後感でした。
神様が深みにハマる理由も重さもきちんと語られてて腑に落ちるんですけど、理由に嫌な感じがしないし、この女の子を選ぶなんて(最初に選んだのはさとみちゃんですけど…)見る目ある!幸せになれてよかった…と心から思えるほどには、神様…がんばってる…。
メリバを感じないのはひとえに、全部ヒロインちゃんに合わせていってて、そうすることが愛であり、神様の使った手段をヒロインちゃんがシラフで聞いたとしても、惚れた弱みで普通に許せる程度の真っ当な手段で好きにさせられてます。「ひとりぼっちが嫌」だという自分の気持ちを分かってくれて、同じだと思ってくれるだろうという…神様(朧さん)からは『ヒロイン(さとみ)ちゃんへの信頼』がある!そこが最高です!ここ赤線引きたい!
とにかくめちゃくちゃ萌えて可愛くて元気になりました。初読に時間かけたのに何回か読んでて、今後も読み返します!好き…。