レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「花の芥【特典付き】」 へのレビュー

奇特な唯一無二の存在。

2019年01月26日   桜の夢 さん

このレビューは参考になった x 10人

レビュアーが選んだジャンル :

『ヤクザ様のおもちゃ』に収録されている『花の芥』の続編です。
そちらが未読でも読めないことはないのですが、深く関係のあった黒瀬も登場するので、
読んでおいた方が蘇我組の組長に納まった加白(かじろ)に仕える椿木、ふたりの歪な感情が
より伝わると思います。

彼等を取り巻く人物達との関係、明らかになる加白の過去がとても深く印象に残る作品でした。
潜入捜査官でありにがら蘇我組の若頭にまでなった椿木は、自分の正体を知りながら傍に
置く現・組長の加白に己の暴力的な渇望をギリギリまで我慢させられる生活を送る中で、
彼の生い立ちを調べようとするのですが、一枚上手の加白に牽制されます。

想いを聞かされて嗤うところでやっと一息つけたという感じで、その後と巻末の「跋」では、
荒々しく抱かれる加白の姿が拝めました。

* は必須項目です)

理由*