恋。しかるべき 花本穂純

そうか……私は今、幸せなのか。

○ストーリー
時代は高度経済成長期。
庄屋の娘として何不自由なく育ってきたあなただが、才色兼備の兄や姉と比べられ、常に劣等感を抱きながら生きてきた。
そんなあなたが密かに想いを寄せているのは、姉の許嫁で鉄鋼会社の御曹司である花本穂純で、そのキリリとした佇まいに一目惚れしてしまった。
叶わぬ恋だと諦めていたが、結婚式目前にして姉が他の男性と駆け落ちしてしまい、急遽、身代わりとしてあなたが穂純と結婚することに。
どんな形であれ憧れの穂純と夫婦になれたことに幸福を感じるあなただったが、彼の方はあなたの家に恥をかかされたと思っているようで、とてもそっけない。
そんな穂純を健気に愛し続けるあなたと一緒にいるうちに、少しずつ彼の態度にも変化が表れ……。
不器用な二人の純愛物語。


○登場人物
花本穂純（はなもと ほずみ）
（CV.テトラポット登）
26歳 身長176cm
鉄鋼会社の御曹司。
許嫁だったあなたの姉に逃げられてしまい、
急遽あなたと結婚することになった。
元々口数が少なく感情を表に外に出さない
タイプで、あなたにもそっけない。


○トラックリスト
1．不本意な政略結婚
2．四つ葉を探して
3．心に灯ったもの
4．手放したくないぬくもり
5．二人の居場所
6．『幸せ』という気持ち


○ボーナストラック
『若奥様は恋愛中』
○ストーリー
　義両親が旅行に出かけたため、初めて家で二人きりで過ごすことになったあなたと穂純。
　お手伝いさんが来るのを断り、二人きりの生活を満喫することに。食事が終わり片づけをするあなたのところへやってきた穂純は、義父に言われている『男子厨房に入らず』のおきてを破って手伝いをしてくれ、あなたはますます穂純に惚れてしまう。
　そしてもちろん穂純の方も、手伝いだけで終わらせるつもりはなくて……？


○ブランド名
スノゥドロップス

○イラスト
白皙

○シナリオ
ひよ

○公式サイト
http://snowdropscd.com/

１．収録を終えてのご感想をお願いします。

昭和の色を感じさせる穂純の喋り方や、時代に根付く文化から見た結婚観など、
どっぷりと作中の世界にダイブできるような脚本でした。楽しんで収録させて頂きました。

２．作中で印象に残ったシーンやセリフなどありましたか？

四葉のクローバーの件は非常に印象的でした。
傷つけずとも幸せがあるようにと、特典で指輪にクローバーを刻むのもロマンティックですよね。


３．演じる上で特に気を付けた部分があったら教えて下さい。

穂純は口が素直では無いので、台詞の温度感で心を許していく表現を気にしながら収録しました。
この口下手な部分が、当時の男女観のようなものが垣間見えて面白かったです。

４．最後にリスナーの皆様に一言お願いします。

作中の時代感や恋愛の形の違いなど、現代と少し違う文化をベースに作られた物語だったのですが、
ひょっとするとこんな人達も居たのかもしれないと思わせてくれるような作品だと思います。
しかし、形だけのものから中身の伴ったものへ実ってゆく様子は、どの時代でも温まるものがありますね。
是非聴いてください。