晴くんの瞳に引き寄せられる印象的なビジュアルと、500円硬貨で過去に戻れるというストーリーに惹かれての購入です。
はじめは、晴くんの話し方に優しさを感じながらもヒロインとの空気感にどこかぎこちなさを感じ、2人の曖昧な関係が伝わってきました。
そんな晴くんが自身の気持ちをぶつけてくるシーンは、怒りの中に寂しさのようなものを感じて胸が苦しくなりました。
その場に立ち竦んでしまうような感覚。
ヒロインは晴くんがバイオリニストとして成功する起点となる日に戻りますが、晴くんがとてもかわいいです。
大切にしたい……
と思っていたら、戻った先の、成功後の彼の態度に混乱しました。
それから何度か過去の晴くんと初めての夜を繰り返します。同じ過去に戻っているはずなのに晴くんの言葉やトーンに違和感を覚えた部分があったのですが、最後にその理由がわかりました。
物語の後半。
晴くんの本音が溢れる場面では、涙がとまりませんでした。
27年間生きてきて、一番良い誕生日で、良かった。
1つの物語で1人の人物の、様々な姿に会えることが新鮮でした。
映画を見たような充実感が味わえます。
その理由の1つには富永さんの自然な演技があります。
晴くんを演じてくださったのが富永さんで良かったです。