テンポが良くコメディタッチな作品でとても楽しかったです。
舞台は現実世界ではない、どこか不思議な空間にあるお部屋です。
そこを追究しちゃうと、そして自身に置き換えて「帰れるんだろうか…」などと考え始めちゃうと怖いからダメ、ダメ。
Don't think. Feel!で行きましょう。
そうではなく、現状幼馴染である二人が、素直になって気持ちを伝え合い、何ものも一切入り込む余地の無い環境で思う存分愛し合い、楽しい時を共に過ごす素敵な場所なのだとだけ思って下さいませ。
さて、燕君ですが…最高に素敵な男の子です。
絵に描いたようなツンデレ、だけど複雑さは無くて素直。
愛すべき可愛いツンデレ君です。
そしてヒロインにはとっても優しくてナイトのような振る舞い。
若いのに古風というかロマンティックなところもあるんです。
そのせいで距離を縮められないのだけれど、そこはヒロインちゃんの素直さと積極的さで埋めていくので、幼馴染とか関係無く、互いのために存在しているような二人だなと感じました。
とても可愛らしいカップルで、思わず祝福したくなります。
視点を変えます。
エロさは普通です。
むしろ音声に含まれないおまけの方がエロかったりします(好みは分かれるかもしれませんが汗)。
この作品の良さは台本とCV.ysdさんの演技です。
また、1つ1つのトラックが短い。もちろん、じっくり楽しみたい時もありますが、何かと忙しい現代人には視聴し易いのは美点です。
短時間であれば何でも良いのではなく、構成がしっかりしています。
短時間の分はトラック数で賄っているので物足りなさも無く、世界観もストーリーもしっかり描き切っています。
時々感じる、イラストとキャラクターや世界観が合わないなんて事も無く、ysdさんの演技まで含めて総じてピッタリ。
この世界観と燕君を見事に肉付けしたysdさんの演技に感服です。
時には純愛やライトな作品を楽しみたい時にお勧めです。