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著者 | 猫十字社 |
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出版社名 | 大洋図書 フォローする |
レーベル | クイーンズセレクション |
販売日 | 2021年02月01日 |
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シリーズ名 | 黒のもんもん組 |
年齢指定 |
全年齢
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作品形式 | |
ファイル形式 |
コミックビューア(ブラウザ専用)
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ページ数 | 196 |
ジャンル |
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この作品はブラウザ視聴(コミックビューア)作品です。 [ コミックビューアについて ]
作品内容
優れたギャグ作品は、作品が生まれた同時代のさまざまな価値観の背後にある虚妄を見据え、これをさりげなく脱臼し、ついには破壊します。
「黒のもんもん組」のパワーが驚異的であるのは、この優れたギャグ作品にのみ備わる特質を間違いなく具備していることに加えてさらに、その量、質の密度が極めて高い点にあります。
著者はあとがきで、(いい音楽に出会って調子がいい時には)「うまくすれば言葉やシーンの三段跳びなんかもできました」と述べていますが、これは極めて控えめな表現であり、実際にお読みいただければ明らかですが、調子の良し悪しなど関係なく、猛烈な勢いで、息つく暇もなく、まさしく一コマ一コマに強烈なギャグが満ち溢れています。
また、驚くべきことは、ギャグのネタになる分野がほとんど無制限な点にあります。
日常生活で出会うエピソードはもちろんのこと、当時流行した言葉、商品、広告、事件、さらにジェンダーはもちろんのこと、政治、哲学、宗教までがネタとなっています。
例えば当時アメリカが配備し始めた中性子爆弾という核兵器は、「両性具有のつまったバクダン」にされてしまいます。
「黒のもんもん組」のさまざまなギャグは、時代を超えて私たちの感性にも響いてきますが、執筆当時の世相、時代の背景を踏まえると、また一味違った楽しみを味あうことができます。