オモコロマガジンぬ vol.001

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オモコロマガジンぬ vol.001 [ナンバーナイン]
販売日 2019年10月15日
シリーズ名 オモコロマガジンぬ
年齢指定
全年齢
作品形式
ファイル形式
コミックビューア(ブラウザ専用)
ページ数 127
ジャンル

作品内容

お笑い系Webマガジン・オモコロで公開された秀作マンガが一冊に! インターネットという自由な場だからこそ集まった、型にハマらない自薦作品集。何も考えずにゲラゲラ笑える話から、ちょっと人生に刺さる話まで、心のどこかに引っかかるマンガがここにある!

先日、自宅で飼っている猫が頻尿になりまして、尿検査に行かねばと思ったのですが、人生で猫の尿を採取したことが無かったので大変慌てました。お医者は「スーパーで売っている魚があるでしょ。あの魚のトレイをね、もよおした猫の体の下にスッと入れるんだよ」と何故か酒ヤケした声で言うのですが、まず猫が何時もよおすか分からない。家に帰って魚のトレイを握りしめて茫漠と佇んでいたのですが、一向に猫はおしっこをしません。

僕もいい大人ですから、一日中そうしてぼうっとしているわけにもいかないので、トイレの中で猫がおしっこをかけそうな場所にトレイを仕掛けて、トイレだかトレイだか分からなくしてそのまま出かけました。帰る頃には尿が入手できているだろう、と。ところが、帰ってきてもトレイには何も入っていません。これはダメだということで、再度酒ヤケ医に方策を聞きにいくと、「そもそもね」と。「猫のおしっこは、排尿してから3時間以内に持ってこなきゃダメなんだ。あっという間に雑菌が繁殖しちゃうんだから。置いてあった尿を持ってきてもダメだよ」。

猫の尿には鮮度が重要。知らなかったものですから、驚きました。それじゃやっぱ、無能のようにトレイを持ってろってわけ? そんな一日に人間は耐えられるものでしょうか。猫はそんな無能の前でおしっこをする気になるのでしょうか。というわけで皆さんにお買い上げいただいた電書の売上の一部は、そのように私が猫のおしっこを待つ際に摂取する菓子パンの代金へと姿を変え、世の中に還流していきます。

お買い上げ、どうぞよろしくお願いいたします。
(オモコロ編集長・原宿)(Vol.2へ続く)

【収録作品】
漫画の最終回あるあるだけで作った最終回の漫画(かまど)
こんな日もあったっていい 第1話(田島シュウ)
サボり先輩 第1話(地球のお魚ぽんちゃん)
メデューサちゃん 第1話(てらだこうじ)
宇宙になった黒ギャル(長イキアキヒコ)
サレンダー橋本4コマ劇場 第1話(サレンダー橋本)
その日私は祖父の棺にインリンのDVDを入れた(逆襲)

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